アマレコVR その4 コンソール画面

視聴中に左クリックすると表示されるコンソール画面について説明します。


【コンソール画面】
console.png


■共通操作
右クリックで画面を非表示にします。
右ボタンを押しながら左クリックで、今向いている方向にGUIを移動します。
余白を左ダブルクリックでファイル選択画面を表示します。

■File
ファイル選択画面を表示します。
余白を左ダブルクリックしてもファイル選択画面を表示することができます。

■Seekbar
再生位置を移動します。
ホイール操作で指定秒送り、戻しができます。

■Console
左から、「前のファイルを再生」、「再生停止」、「再生開始」、「一時停止」、「次のファイルを再生」。
右ボタンを押しながらホイール操作でも前のファイル、次のファイルを再生することができます。

■Screen
VR動画にとって重要なスクリーン形状とレイアウト(サイドバイサイドなど)の設定です。
ここではスクリーン形状とレイアウトをセットにした「プリセットアイコン」から選択します。
また、この設定は動画ファイルごとに保存されます。
プリセット説明
2D通常の動画用の設定です。フラットなスクリーンに左目と右目で同じ映像を投影します。
3D
SbS
3D動画用の設定です。フラットなスクリーンに左目用と右目用の映像を投影します。レイアウトはサイドバイサイドです。
OU(Top and Bottom)については拡張コンソール画面で設定します。
180
SbS
180度VR動画用の設定です。180度の半球スクリーンに左目用と右目用の映像を投影します。レイアウトはサイドバイサイドです。
180
OU
180度、OU(Top and Bottom)レイアウトです。
360
OU
360度VR動画用の設定です。360度の全球スクリーンに左目用と右目用の映像を投影します。レイアウトはOUです。
F-Eye魚眼(Fish Eye)用のスクリーンに左目用と右目用の映像を投影します。レイアウトはサイドバイサイドです。


■More
拡張コンソール画面を表示します。

■Volume
音量を設定します。

■Camera Reset
カメラ位置の設定(ズームおよびカメラ位置上下左右)をリセットし、カメラ位置を球体の中心にします。
視聴中に左ボタンを押しながらホイールボタンをクリックするのと同じ働きです。

【拡張コンソール画面】
console_more.png


■Player Information
スクリーン形状等、現在のプレイヤーの情報を表示します。
[スクリーン形状] - [レイアウト] / [ステレオモード] / [カラー] / [テロップ]

■Screen Type
スクリーン形状の設定です。
スクリーン
形状
説明
2Dフラットなスクリーンに映像を投影します。
180180度の半球スクリーンに映像を投影します。
360
360度の全球スクリーンに映像を投影します。
F-Eye魚眼スクリーンに映像を投影します。


■Image Layout
3D映像の分割レイアウトの設定です。
レイアウト説明
2D映像は一つで左目と右目で同じ映像を投影します。(VR動画でもパノラマ系は2Dとなります)
SbS左目用と右目用の映像が左右に配置されている場合に選択します。
OU 
左目用と右目用の映像が上下に配置されている場合に選択します。


■Stereo Mode
左目と右目に表示する映像を選択します。
通常は左目に左目用の映像、右目に右目用の映像を表示するので「L-R」を選択します。
左右が逆に配置されたコンテンツの場合は「R-L」を選択します。
3D映像の視差が合わず見難い場合や、人物が小さく見える場合は「L-L」または「R-R」を選択します。ただし、左目と右目で同じ映像を見ることになるので立体感は無くなります。

■Camera Pitch
通常は球体の中心に左目用と右目用のカメラを配置します(2台のカメラが同じ位置になります)が、3D映像の視差が合わない場合に意図的にカメラの位置をずらすのがカメラピッチです。
数値を大きくすると左目用のカメラが左へ、右目用のカメラは右へ移動します。
マイナスにすると左目用のカメラが右へ、右目用のカメラは左へ移動します。
四角をクリックすると初期値に戻ります。

■Color Conversion
YUVをRGBへ変換する方式の設定です。
通常は「BT.709 LM」を選択します。白飛びする場合は「BT.709 FL」にすると白飛びを軽減できます。
「LM」はリミテッド、「FL」はフルレンジとして処理します。

■Telop
ビデオファイルの再生開始時にファイル名等のテロップ画面を5秒間表示します。
OFFにすると何も表示しなくなります。
「Setting」をクリックするとテロップ画面の右端にGUI Positionが表示されますので、テロップ画面の表示調整ができます。

■GUI Position
コンソール画面の表示位置と大きさを調整します。

■Performance
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の処理の実リフレッシュレートと再生中の動画の実フレームレート、および表示処理が間に合わずに意図的に捨てた画像数を表示します。
HMDのリフレッシュレートは機種により変わる可能性がありますが、多くの場合90Hzのようです。
主に、ビデオカードの処理能力不足の場合にリフレッシュレートが低下します。
主に、CPUの処理能力不足の場合にフレームレートが低下します。
主に、シーク操作やビデオカードの処理能力不足の際にドロップが増えます。


アマレコVR その3 機能・操作編

アマレコVRにとって最も重要なのがVR動画を快適に視聴するための機能とその操作方法です。
なお、アマレコVRはマウスによる操作が基本となります。
これは、マウスのホイール機能やドラッグ操作がメディアプレイヤーの操作にマッチしている為です。
(最初のバージョンはマウス専用を予定、モーションコントローラーでは操作はできない)

機能と操作(マウス)
機能操作
指定秒送り、戻しホイール
シーク操作左ドラッグ
次のファイル、前のファイルを再生右ボタンを押しながらホイール
今向いている方向を正面にする右ボタンを押しながら左クリック
上下、左右にスクリーンを回転右ドラッグ
ズーム操作左ボタンを押しながらホイール
上下、左右にカメラを移動ホイールボタンを押しながらドラッグ
カメラ位置のリセットホイールボタンを押しながら左クリック
または、左ボタンを押しながらホイールをクリック
コンソール画面を表示左クリック
ファイル選択画面を表示左ダブルクリック


【メディアプレイヤーとしての基本機能】
VR動画に限らず一般的なメディアプレイヤーとして重要な基本操作です。

■指定秒送り、戻し
初期状態で10秒送り、3秒戻しとなっています。環境設定用のユーティリティソフトで変更可能です。

■シーク操作
左ボタンを押したまま左右にマウスを一定量動かすとシークバーが表示されるので
目的の位置まで移動させて左ボタンを離すとシークします。
左ボタンを押している最中に右ボタンを押すとシーク操作をキャンセルします。

■次のファイルを再生
右ボタンを押しながらホイールで次のファイルや前のファイルを再生します。


【VRプレイヤーとしての基本機能】
VR動画を視聴するのに必須と思われる機能です。

■今向いている方向を正面にする(視点リセット)スクリーン回転
右ボタンを押しながら左クリックすると今、向いている方向(左右上下)を正面とします。
これがVRプレイヤーにとって最も重要な機能だと私は思います。
左右方向のみで上下の設定ができなかったり、コントローラーのボタンに機能が割り当てられてなく、GUI上のボタンを押す必要があるなどだと厳しいと感じました。
もっと言うと、その方向を向くことすら無理な体勢を強いられる場合がありますので、任意の方向へスクリーンを回転できると便利です。
アマレコVRでは右ボタンを押しながら左右上下にマウスをドラッグすることで、スクリーンをいつでも回転することができます。
ちょっと動かし過ぎて元に戻したくなったら、右ボタンを押したまま左クリックすればいつでも今向いている方向が正面になります。
これらにより、正面を向いたまま、真後ろや真上、真下の映像を無理な体勢をとらずに簡単に見ることができます。

■ズーム操作
カメラの位置を移動させてスクリーンに近づいたり、遠ざけることで、大きく迫力のある映像で視聴したり、引いて広い視野で見渡すことができます。
またVR(3D映像)固有の問題として視差が合わず二重に映像が見えてしまう場合にも、スクリーンから離れることで緩和することができます。


【VRプレイヤーとしての応用機能】
■カメラ移動
もうちょっと上とか、もうちょっと下を見たいけど角度は変えたくない場合にマウスのホイールを押しながらドラッグすることで
いつでもカメラを上下左右へ移動することができます。ただし、大きく移動すると画像が歪むため気休め程度の機能です。
動かしすぎて元に戻したいときは、ホイールを押したまま左クリックか、左ボタンを押しながらホイールをクリックします。



マウスに機能を詰め込んだため、操作は複雑ですが、簡単に言うと、右ボタンを押しながら〇〇でスクリーンの回転、左ボタンとホイールでカメラ位置の移動ができます。
使い方をマスターしてしまえば画面にGUIを表示せずVR映像を見ながらリアルタイムで操作できることから、快適性と没入感の両面で効果を発揮すると思います。

マウスを使ってアマレコVRを操作した瞬間、ほかのVRプレイヤーとは違うと感じて頂けるのではないでしょうか。
逆に、モーションコントローラーで操作したら、ほかのVRプレイヤーとあまり変わらないかもしれません。


アマレコVR その2 DirectShow準備編

アマレコVRではDirect Showを使って動画を再生しますので、対応する動画ファイル(コーデックやファイル形式)はシステムにインストールされているDirect Showフィルター次第となります。
そこで、今回はアマレコVRの開発で使ったフィルターとそのセットアップ方法を紹介します。
なお、アマレコVRは64bitアプリケーションとなるため、必要となるDirect Showフィルターも64bit版となります。

1.おすすめのフィルター
LAVFilters Ver 0.71
https://github.com/Nevcairiel/LAVFilters/releases

LAVFilters-0.71-Installer.exe をダウンロードしてインストールします。
lav_install.png

この中でアマレコVRが使うのは以下の2つです。
・LAV Video (x64)
・LAV Splitter (x64)


これらLAV Filtersをインストールすることでh.264やh.265と言った現在主流の動画ファイルを一通り再生できるようになると思います。


2.再生確認
アマレコVRには環境設定用のユーティリティソフトが同梱されています。
このユーティリティソフトに動画ファイルをドラッグ&ドロップすると、デスクトップ上で簡易再生が始まり、再生に使っているDirect Showフィルターの確認ができます。

もしLAV Filters以外のフィルターが使われていた場合はそのフィルターをそのまま使い続けてもいいですが、次の「デコードフィルタの優先権」の設定によりLAV Filtersにすることができます。

簡易再生
play_ffdshow.png

一番下のkrkr_60fps.mp4と表示されているのがLAV Splitterです。これは問題ありませんが、下から2番目のビデオデコーダーにFFDShowが使われています。
これをLAV Video Decoderになるように設定します。

なお、Graph Editで確認するとこうなっています。
graph_lav_splitter.png


3.デコードフィルタの優先権の設定
従来のDirect Showにおいて、どのフィルターを優先して使うかはDirectShowフィルターのメリット値で管理していましたが、
現在はOSの管理により特別に優先するフィルターを決められるようです。

なので、ここではPreferred Filter Tweaker v6.3を使ってLAV Filtersを優先的に使うように設定します。
https://www.codecguide.com/windows7_preferred_filter_tweaker.htm


「Preferred decoders」を選択します。
Preferred.png


64bit デコーダーのH.264等、利用したいビデオデコーダーを一通り「LAV Video」に設定します。
Preferred_h264.png

最後に下部にある「Apply」ボタンを押して確定します。
もし、今まで再生できていた動画が再生できなくなったり画質が低下したなど、不都合が生じた場合は、「Reset」ボタンを押すか、デコーダーを「Microsoft」に設定すればPCの初期状態に戻ると思います。


これでアマレコVRユーティリティでの簡易再生もLAV Video Decoderが使われるようになります。
play_lav.png

【注意】
lav_video_decoder.png
アマレコVRは画像フォーマットとしてYUY2およびNV12を使います。
なので、LAV Video Settingsの出力フォーマットの「NV12」と「YUY2」は必ずONにしてください(初期状態でONなのでいじらない)。





アマレコVR その1 概要


先日Twitterで発表したアマレコVRの概要を紹介します。

アマレコVRはVR動画を快適に視聴することを目的とし現在開発しているアプリケーションで、2D、3D、180度、360度、およびFish Eye方式の動画に対応しています。
開発の中心はUnityでメディアプレイヤー部分はDirect Showとなります。
最初に公開するバージョンはSteamVR版となりますのでWindowsMR、Oculus Rift等で利用できます。

当面は実験的意味合いの強い内容となり、公開はこのブログにて4月下旬を予定しています。


オーバーレイレンダラーを使うとGPU使用率が100%になる

Windwos10でアマレコTV4を使うとタスクマネージャ上のGPU使用率が100%なるとの問い合わせをメールでいただいたので調べてみました。

私のところでも症状が再現でき、具体的にはGPU使用率のうちLegacy Overlayが100%と非常に高くなりました。
なお、アマレコTV4の設定でEVRを使うようにすればGPU使用率は下がりますので、基本的にはアマレコTV4がどうこうではなく使用するビデオレンダラーの振る舞いとなります。

ただし、このタスクマネージャにおけるGPU使用率が実際のビデオカードの状態を反映しているとは思えないので、GPU使用率が100%だからといってビデオカードに大きな負荷がかかっているのかどうか、ビデオカードのステータスも合わせて調べてみました。

アイドル状態
idle_.png


オーバーレイレンダラーでプレビュー
ol_.png


EVRでプレビュー
evr2.png




 
 
ビデオカードタスクマネージャ
動作クロックGPU使用率GPU温度GPU 03Dオーバーレイ
アイドル139MHz0%37℃0%0%0%
オーバーレイ139MHz8%41℃100%11%100%
EVR607MHz13%42℃17%17%0%



いずれもGPU温度を見る限りほとんどビデオカードへは負担がかかっていないように思います。
また、どちらかと言えばEVRの方が動作クロックが上がっておりGPUへの負担はオーバーレイよりEVRの方が大きいと言えますが、いずれもGTX1080の能力からしたらごくごく僅かです。
このことからタスクマネージャ上のGPU使用率と実際のビデオカードのステータスとは異なる場合があることが判ります。

タスクマネージャのGPU使用率について内容を把握しておりませんが、なんとなくGPUが持つ様々なリソース(3D機能およびエンコーダーやデコーダー、オーバーレイなど)を個別に管理していて、GPU 0として代表値を表示するようになっているけど、オーバーレイレンダラーを使うとオーバーレイに関するリソース(Legacy Overlay)の使用率が100%となり、それがあたかもGPU全体が100%であるかのように表示されてしまう。と言った、あくまで表示のしかたの問題と捉えていいのではないでしょうか。

オーバーレイレンダラーを使ってタスクマネージャ上のGPU使用率が100%になったとしてもGPU温度が上昇してビデオカードのファンが激しく回りだすと言ったことは無いと思います。


アマレコTV4 ライブ機能 64bit ベータ版

アマレコTV4のライブ機能フィルターの 64bit ベータ版です。
64bit版の配信ソフト等で以下の2つのフィルターが使えるようになります。

・AmaRec Video Capture x64 Ver4.11
・AmaRec Audio Capture x64 Ver4.11

OBS Studio 64bit版での使用例
obs_201801040159535c3.png


64bit用にコンパイルし直しただけなので内容は32bit版のlive_setup300に含まれるフィルターと同じです。
現在はベータ版で、十分なテストを行っておりません。
問題が生じても自力で対処できる方のみご利用下さい。

また、インストーラーは同梱していません。
同梱されている live411_install.bat および live411_uninstall.bat を参考に手動で導入してください。
日本語が含まれるフォルダ等では使えない可能性があります。

ダウンロード



UtVideo T2が公開

梅澤 威志さんのビデオコーデックUtVideoの最新バージョン19.0.1に新しくT2というモードが追加されました。
或るプログラマの一生 [UtVideo] バージョン 19.0.1

今までのUtVideoはハフマン圧縮をメインとしていて昨今のCPUではあまり効率よく処理できず、処理速度的には頭打ち状態でしたが、UtVideo T2ではハフマン圧縮から離れSIMD処理を軸とした仕組みへと転換した模様。
これにより大幅な高速化を達成できたとのことなので、簡単に試してみました。


■処理速度について
YUY2(YUV4:2:2)をHaswell(AVX2)で処理した場合の評価です。

エンコードはAMV4:DY3が約1割早い
デコードはUtVideo T2が約1割早い

これくらいの差になると調整の範疇(圧縮効果と処理速度のトレードオフなど)と思われるのでAMV4と同等の高速処理を達成できたとみていいかと思います。
いずれもシングルスレッドで4K(YUY2)を60fps以上処理する能力があるため処理速度の面では十分な性能です。


■圧縮効果について
無圧縮の画像に対し何分の1に圧縮できるか(ファイルサイズをどこまで小さくできるか)の評価です。

サンプル1:比較的画質が悪かったり、大きく動く映像であるため、どのコーデックにおいても圧縮しにくいサンプル。
Mystery of the Nile
Youtube


サンプル2:画質が良く、動きが少ないため圧縮しやすいサンプル。
The Discoverers (IMAX)
Youtube


圧縮効果 (無圧縮の画像に対し何分の1に圧縮できるか)
圧縮モードサンプル1
圧縮しにくい
 サンプル2
圧縮しやすい
UtVideo T2 Ver19.0.1UMY23.124.10
AMV4 Ver4.10DY33.094.95

圧縮しにくいサンプル1ではUtVideo T2:UMY2がわずかに良い
圧縮しやすいサンプル2ではAMV4:DY3が大幅に良い


■まとめ
圧縮しにくい映像サンプルではAMV4:DY3とUtVideo T2の性能は処理速度、圧縮効果ともにほぼ同等なので驚いた。
一方、圧縮しやすい映像サンプルではAMV4:DY3がまだまだ有利なので安堵した。

AMV4ではフレーム間圧縮や二次圧縮と言った圧縮効果を高めるための仕組みが既に含まれていますので、その差がまだまだあると感じました。UtVideo T2もこれから圧縮効果を高める仕組みに取り組んでいくかと思うので、圧縮効果をどこまで高めることができるか、また、圧縮効果を高めた時に処理速度を維持できるかと言ったところがポイントになっていくと思います。


IO DATA社製 フルHDキャプチャカード GV-USB3/HD

IO DATA社からUSB3.0接続のフルHDキャプチャカード「GV-USB3/HD」(以下GV-USB3)のサンプル品を頂きましたので早速使ってみました。
なお、私はアマレコTVの作者なのでアマレコTV上でGV-USB3を使う場合の話が中心となります。

パッケージ
101パッケージ

内容物
102内容


アマレコTV4 Ver4.11の設定例 フルHD(1920x1080p) 59.94Hzの場合
201アマレコデバイス設定

デバイスは「GV-USB3」と書かれているものを選択します。
入力端子はHDMIのみなので選択肢はありません。
フォーマットの中では「fcc=YUY2」のものを選択します。なお、RGBを選択してもRGBでキャプチャできるわけではありません(YUV422でキャプチャしたものをRGBへ変換するだけのようです)。



なお、キャプチャ元となるビデオ信号(リフレッシュレート)が60Hzの場合は
202_video60hz.png

アマレコTV4のフォーマット欄でfps=60.00のものを選択します。
203アマレコデバイス設定60p

204_60hz59hz.png

60Hzのビデオ信号を59.94fpsで録画すると(59.94Hzを60fpsで録画する場合も)大きな問題とはなりませんが、約16秒毎に音ズレ補正が生じます。
この場合、約16秒毎に(-)のドロップがカウントされ、1フレーム間引かれます。



■動作確認
Intel Haswell Core i7とAMD Ryzen R7のPCで動作確認を行いました。

 PC1
Intel Haswell
PC2
AMD Ryzen
OSWindows 8.1 x64 ProfessionalWindows 10 x64 Home
CPUIntel Core i7-4770 3.40GHzAMD Ryzen 7 1800X 3.6GHz
マザーボードASRock H87 PerformanceMSI B350 TOMAHAWK
メモリDDR3 8GB(4GBx2) 1600MHzDDR4 16GB (8GBx2) 2800MHz
ビデオカードNVIDIA GeForce GTX 1050 TiNVIDIA GeForce GTX 650

GV-USB3の接続はPC背面にあるマザーボード上のUSB3.0端子を使っています。
また、GV-USB3以外のUSB3.0デバイスは接続していません。
キャプチャ元となる映像機器はノートPCのHDMI出力 1080p 59.94Hz

いずれも数時間程度使ってみましたがあっさり動作しトラブルは発生しませんでした。
・デバイスマネージャに表示されないと言ったことはありませんでした。
・動作している最中にデバイスが切断されることもありませんでした。
・PCの再起動でデバイスを見失うこともありません。

ただしPC2 Ryznのパソコンでは1時間の録画の間に数フレームの取りこぼし(GV-USB3からアマレコTV4へフレームが送られてこない)が起こることがありました。1時間録画して取りこぼしゼロの場合もありましたので、その時のPCの状態に左右されると言ったところでしょうか。
なお、PC1 Haswellでは1時間の録画テストを何度か行いましたがGV-USB3が原因と思われるフレームの取りこぼしは確認されませんでした。


フレーム取りこぼしについて

PC2 Ryzenにて録画したときのアマレコTV4のレポートファイルの一部
301ryzen_drop.png

vd=で始まる行がキャプチャカードからフレームを受け取った際の情報で、前のフレームを受け取ってからの経過時間(インターバルタイム)などが記録されています。
VT=で始まる行が録画処理に関する情報で、音ズレ補正等の情報が記録されています。

vd=00:03:13.635s( 35ms)の行は前回フレームを受け取ってから35ms後にフレームを受け取っています。59.94Hzのビデオ信号をキャプチャしているので、通常16.6ms間隔でフレームを受け取ることになりますが、この時は1フレーム取りこぼしたため16msではなく35msとなっています。
続いて、VT=00:03:13.770s( 11606f)の行は録画に関する情報ですが、先の取りこぼしを受けて音ズレしないよう1フレーム水増ししています。
こんな感じでこの録画テストでは約1時間40分録画して、9フレームの取りこぼしがありました。




■同梱のキャプチャソフトについて
GV-USB3には「HD Mix Capture」と言うキャプチャソフトが同梱されています。
GPUエンコーダーに対応していたり、webカメラの映像を合成したり、マイクの音をミキシングすることができるため実況動画を作るのに便利なキャプチャソフトとなっています。
使い勝手も良く好印象ですが、CPU負荷が高いとの指摘がされているのでそのあたりを調べてみました。


キャプチャソフトを起動してプレビューしている状態のCPU負荷(PC1 Haswell)
キャプチャソフトCPU負荷スクリーンショット
GV-USB3 HD Mix Capture
Ver 1.00
10 - 11%401gvusb3prev.png
GV-USB3 HD Mix Capture
Ver 1.00
フルスクリーン
21 - 26 %402gvusb3fullscreen.png
アマレコTV4
Ver4.11
オーバーレイレンダラー
3 %403amarec_prev.png


HD Mix Captureのプレビューは1分程度眺めていると何度かくるくるベンチDX11の動きがガクガクします(HD Mix Captureの表示フレームレートは安定しない)。
また、HD Mix Captureをフルスクリーンにすると更にCPU負荷が高くなるようです(タスクマネージャのグラフの盛り上がっている分部がフルスクリーン状態)。なんとなくフルスクリーンにすることで表示フレームレートが安定する気がしますが、やはりガクガクする様子が見て取れます。
アマレコTV4はオーバーレイレンダラーを使っているためスクリーンショットに映りませんが、表示フレームレートは安定しています。
アマレコTV4でもEVRを使うとHD Mix Captureと同様に表示フレームレートは不安定になります。



録画中のCPU負荷 1080p 59.94fps 録画時間 約60秒(PC1 Haswell)
キャプチャソフト録画処理コーデック設定CPU負荷ファイル
サイズ
約1分録画
スクリーン
ショット
GV-USB3
HD Mix Capture
Ver 1.00
CPUソフト
エンコ
最高
画質
30 %約 124 MB501gvusb3cpu.png
GPUQSV最高
画質
13 - 15 %約 224 MB502gvusb3qsv.png
GPUNVEnc最高
画質
11 - 12 %約 64 MB503gvusb3nv.png
アマレコTV4
Ver4.11
CPUAMV4DS35 %約 1940 MB504amarec_amv4ds3.png

HD Mix Captureはキャプチャソフトを起動してプレビューした状態でCPU負荷がやや高いです。
アマレコTV4+AMV4は可逆圧縮なので高画質な代わりにファイルサイズが大きくなります。

CPU負荷がやや高いけど、高画質でファイルサイズを小さくできるHD Mix Captureに対し、ファイルサイズは大きくなるけどCPU負荷が低く完璧な画質のアマレコTV4と言ったところでしょうか。



■録画時のフレーム取りこぼしについて
他のPCで実行しているくるくるベンチDX11の様子を フルHD 1080p 59.94Fpsで1分間録画して約3600フレームのうち同じ画像が何枚録画されているか確認してみました。
くるくるベンチDX11はフレームカウント値が毎フレーム更新されるため、正常であれば同じフレーム画像は一枚も録画されません。

録画時のフレーム取りこぼし(PC1 Haswell)
キャプチャソフトコーデック設定全フレーム数検出された
同じ画像数
割合
GV-USB3
HD Mix Capture
Ver 1.00
ソフトエンコ最高画質3661 Frame368 Frame約 10 %
QSV最高画質3711 Frame223 Frame約 6 %
NVEnc最高画質3649 Frame172 Frame約 4 %
アマレコVT4
Ver4.11
AMV4DS33724 Frame1 Frame約 0 %


HD Mix Captureについてはかなり厳しい結果です。
アマレコTV4は動画の1フレーム目と2フレーム目が同じ画像でした。録画開始直後はどうしても不安定になるため冒頭の重複フレームについてはしょうがないと言ったところです。

先にも書きましたが、アマレコTV4を使えばGV-USB3を使って1時間録画してもフレームの取りこぼしゼロ(ないしは数フレーム)と言った結果ですのでGV-USB3自体はしっかりしたキャプチャカードと感じますが、同梱のHD Mix Captureに関してはちょっと厳しいと感じました。



■まとめ
GV-USB3自体
・USB3.0で危惧される相性問題は私のところでは発生しなかった
・アマレコTV4にて59.94Hz、60.00Hz両方可(選択可)
・画面の端が取り込めない(欠ける)と言ったことは無い(1920x1080をきっちりキャプチャできた)
・パソコン(USB3.0)によっては1時間で数フレームの取りこぼしが起こるかもしれない

同梱のHD Mix Capture
・CPU負荷が常時やや高め
・プレビューはフレームレートが安定しない(パススルーを使えばいい)
・録画機能は取りこぼしが目立つ(同じ画像が4%~10%記録されてしまう)





テーマ : PC周辺機器     ジャンル : コンピュータ

アマレコTV4 Ver4.11 正式公開

ホームページにてアマレコTV4の最新版 Ver4.11を公開しました。
内容はエラー表示の変更のみでブログで先行公開したVer4.10と同じです。
また、オンラインヘルプの方もVer4.11に合わせて更新しています。

【Ver4.10 更新内容】
(1) 録画処理をフレームベースからタイムベースに変更
(2) ビデオソースフィルター上のオーディオキャプチャPINを使う「Embedded on Video Capture Device」を追加
(3) SKNET MonsterX3A へ対応
(4) 動作対象OSにWindows10 64bitを加えた
(5) 高度な設定に録画開始してすぐに停止した場合(録画時間が短かった場合)に録画したファイルをテンポラリフォルダへ移動するオプションを追加
(6) 設定画面の全般の保存先フォルダの履歴を保存して過去に使ったフォルダを簡単に選択できるようになった
(7) AMV4ビデオコーデック Ver4.10が必要
(8) ビデオキャプチャカードのドロップステータスがレポートファイルに反映されないのを修正
(9) カスタムフィルターのメモリーリークを修正
(10) デスクトップキャプチャフィルターのメモリーリークを修正
(11) デスクトップキャプチャでフレームの順序が狂う不具合を修正
(12) 設定画面のプレビューのアスペクト比を「指定値」にして設定画面から戻るとエラー落ちするのを修正
(13) アマレコTV4終了時にアクセスバイオレーションになる場合がある不具合を修正
(14) 録画設定に「音声遅延」を追加

【Ver4.11 更新内容】
(1) オーディオキャプチャデバイスが見つからない場合にエラー扱いにした


【オンラインヘルプ主な変更点】
設定例にMonsterX3Aを追加
設定例のGV-USB2のオーディオデバイスをEmbedded on Video Capture Deviceに変更
FAQにMonsterX3Aを追加

オーディオキャプチャデバイスの扱いが本バージョンから変わりました。
今までビデオキャプチャデバイスと同じキャプチャデバイス名を選択していたものは Embedded on Video Capture Device を選択する必要があります。
(原則、ビデオキャプチャデバイスと同じキャプチャデバイス名は選択肢として表示されません)

Intensity Pro や SC500系、XCapture-1 はビデオキャプチャデバイスとオーディオキャプチャデバイスが異なるため該当しません(今まで通り、それぞれのデバイス名を選択する)が、GV-USB2 と MonsterX3A は Embedded on Video Capture Device となります。

以上となります。


アマレコTV4 Ver4.10 ブログ先行公開 録画エンジン刷新 MonsterX3A対応など

【更新内容】
(1) 録画処理をフレームベースからタイムベースに変更
(2) ビデオソースフィルター上のオーディオキャプチャPINを使う「Embedded on Video Capture Device」を追加
(3) SKNET MonsterX3A へ対応
(4) 動作対象OSにWindows10 64bitを加えた
(5) 高度な設定に録画開始してすぐに停止した場合(録画時間が短かった場合)に録画したファイルをテンポラリフォルダへ移動するオプションを追加
(6) 設定画面の全般の保存先フォルダの履歴を保存して過去に使ったフォルダを簡単に選択できるようになった
(7) AMV4ビデオコーデック Ver4.10が必要
(8) ビデオキャプチャカードのドロップステータスがレポートファイルに反映されないのを修正
(9) カスタムフィルターのメモリーリークを修正
(10) デスクトップキャプチャフィルターのメモリーリークを修正
(11) デスクトップキャプチャでフレームの順序が狂う不具合を修正
(12) 設定画面のプレビューのアスペクト比を「指定値」にして設定画面から戻るとエラー落ちするのを修正
(13) アマレコTV4終了時にアクセスバイオレーションになる場合がある不具合を修正

■録画処理については前回の記事を見てください。
■「Embedded on Video Capture Device」も前回の記事で紹介した「Video Capture Device」と同じものです。


■MonsterX3Aへの対応
MonsterX3Aを複数枚同時に運用できるようになりました(※)。また、MonsterX3Aにビデオ信号が入力されていない場合にアマレコTVが数分間応答なしになってしまうのを大幅に軽減します。ただし、MonsterX3Aの都合ですので根絶とはなりません。

複数枚挿しで使っていない方のMonsterX3Aにビデオ信号が入力されていなくても 応答なしとはなりませんが、使おうとしているMonsterX3Aにビデオ信号が入力されていないと応答なしになってしまいます。
なお、応答なしになった場合の復旧するまでの時間は全体的に短くなります。


SKNET MonsterX3A 3枚挿しの例 (Windows 10 Home 64, Ryzen 7 1800X, MSI B350 TOMAHAWK, GeForce GTX 650)
settei_20171001222708cfa.png
ビデオキャプチャデバイスで3枚のMonsterX3Aを選択可能。オーディオキャプチャデバイスはいずれも「Embedded on Video Capture Device」を選択。
アマレコTV4を3つ用意してそれぞれ異なるMonsterX3Aを選択すれば3系統同時にプレビュー&録画可能です。

※ MonsterX3A自体は複数枚差し対応を謳っていません。複数枚差しについては自己責任での運用となります。


■テンポラリフォルダへ移動する
sette_temp.png

録画を開始した直後に設定ミスなどに気が付いて、撮りなおしをすることがあるかと思います。
その場合に録画時間が短かったファイルをテンポラリホルダー(録画先フォルダに「Temp」が作成されます)へ移動します。


■保存先フォルダの履歴
sette_path.png

24時間録画するような運用で1日目はAドライブ、2日目はBドライブ、3日目はまたAドライブと毎日録画先ドライブを変更するような場合に重宝します。


■録画設定:音声遅延
settei_delay.png

録画したビデオファイルの音声を映像に対し意図的に遅らせたり、進める(映像を遅らせる)ことができます。
通常は0ミリ秒としてください。


■ダウンロード
アマレコTV4 Ver4.10


不具合などありましたら、この記事のコメント欄に書き込んでいただけると助かります。
特に問題がなければ、このバージョンを正式版としてホームページで公開する予定です。



 
 
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