アマレコVR Ver2.1.5 アルファ5 背景透過試作版 第二弾 公開
画像処理を改善しレスポンスの向上と背景と判断する部分が増えました。

黒いT字の被写体に対し 赤い輪郭のマスクパターンを作成したいけど、緑の領域が加わっていたのが改善されます。
1.導入
アマレコVR Ver2.1.3 アルファ3を使っていることが前提です。
まだの人はアルファ3の記事も合わせて観てください。
今回はアルファ5としてインストールされます。
アルファ3、アルファ4とは別アプリとしてインストールされます。
2.使い方
メイン画面設定の[画像処理]メニューから[自動背景透過]を選択してください。
あとはメインプレイヤーで再生されている映像を自動で処理します。

※ アマレコVRアプリのプレイヤー設定でAmaRec Playerを選択してください。(初期値はAmaRec Playerなので通常はそのままでOKです)
AVProでは利用できません。
※ アルファ4を利用していた場合でも 画像処理の設定が初期値の[処理なし]に戻っています。再度、[自動背景透過]を選択してください。
■画像処理メニュー

[ぼかし(時間)]
過去のフレームと加算し映像をぼかす度合いを設定します。
数値が大きいほど映像のノイズや不安定な照明、差分フレームとキーフレームの画質差などを軽減し背景の判定がやりやすくなります。
逆に、被写体の動きの検出がし難くなるため 動きの少ない被写体も背景と誤判定され消えやすくなってしまいます。
また、数値が大きいと 新しいフレームの影響が少なくなるため タイムラグが生じます。
[背景閾値]
低いほど被写体に有利な判定になります。代わりに背景の判定が上手くできず消えにくくなります。
高いほど背景に有利な代わりに 被写体が誤判定され消えやすくなります。
[輪郭ぼかし]と[輪郭サイズ]
判定結果(マスクパターン)の輪郭を調整します。お好みで調整してください。
[背景バッファクリア]
現在の解析結果を破棄し、ゼロから構築しなおします。設定の変更が反映されない場合にクリアしてください。
3.画像処理概要
アルファ4の記事を観てください
4.ダウンロード
・ アマレコVR Ver2.1.5 試作版
・ アマレコVRサーバー Ver2.13
※ アマレコVRサーバーは更新なし
新しいバージョン アマレコVR Ver2.1.7が公開されています。
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パススルーの輝度
今ある設定で出来ないかといろいろ触ってみたのですがよくわかりませんでした。
Re: パススルーの輝度
私のところでは調整の必要を感じないのですが、Questのカメラと照明の兼ね合いで
ソフトウエアによる調整でどうにかなる範疇なのか気になるところです。