アマレコTV Ver1.11公開
【アップデート内容】
(1) ライブ機能の映像調整に「処理モード」追加(画質優先と処理速度優先)。
(2) ライブ機能に「音声を48kHzから44.1kHzに変換する」追加。
(3) ライブ機能でより多くの配信ソフトが利用できるようになった。
(4) プレビューが非表示でもライブ機能を使えるようになった。
(5) 画質設定等を管理する「Capture Device Utility」を追加。
(6) 一定時間マウスの動きが止まるとカーソルを非表示にするオプション追加(高度な設定)。
(7) 設定画面を表示する際にグラフを停止させるオプション追加(高度な設定)。
(8) 動作報告用にキャプチャデバイスの設定をクリップボードにコピーする機能を追加(メニューのファイル)。
(9) クロップ設定を録画とスクリーンショットに反映させるようになった。
(10) アロケータが不適切なオーディオキャプチャデバイスを使用した場合にエラーメッセージを表示するようになった。
(11) ライブ機能でYUY2の映像を調整すると右端がおかしくなる不具合を修正。
(12) ライブ機能で極まれに映像がガクガクになる(フレームの並びが入れ替わる)のを修正。
(13) ライブ機能で低スペックのPCの場合に音声にノイズがのるのを修正。
(14) ライブ機能で映像に対して音声が遅れる事があるのを修正。
(15) オーディオデバイスを使わない設定からオーディオデバイスを使う設定に切り替えた場合に音が大きくなる不具合を修正。
(16) YUY2、UYVYの場合にスクリーンショットを撮ると右端がおかしくなる不具合を修正。
(17) スクリーンショットプラグイン「GDI Plus Saver」でメモリーリークする不具合を修正。
※ライブ機能のバージョンが更新されています。同梱されているlive_setup.exeで最新版をインストールして下さい。
※ヘルプを更新しましたので、すでに利用されている方もライブ機能とFAQをもう一度見て下さい。
ダウンロードはホームページから
Adobe Flash Media Live Encoder 3
アマレコTVのライブ機能は「音声を48kHzから44.1kHzに変換する」をONにします。

また、グラフ1(デバイス)のオーディオフォーマットを“*sample=48000, bit=16, ch= 2”にします。

プレビューを開始してライブ機能のサンプリングレートが44kHzになっている事を確認します。

FMEを起動し「Video Device」で“AmaRec Video Capture”を選択。
「Audio Device」で“AmaRec Audio Capture”を選択。
後は必要に応じて右側の「Output」を設定したら「Start」ボタンで配信や録画を開始します。

Livetube
ここでは、Livetubeの使い方及び、導入は済んでいるものとして、簡単なアマレコTVのライブ機能の使い方を説明します。なお、現行のアマレコTV Ver1.10のライブ機能はLivetubeに対応していないため利用できません。利用できるようになるのはもうじき公開の新バージョンからとなります。
アマレコTVのライブ機能を有効にしプレビュー状態にします。

Livetubeのサイトにアクセスして「今すぐ開始」をクリック、Livetubeの設定画面が表示されるので「Amarec Video Capture」と「Amarec Audio Capture」を有効にします。

もし、「Amarec Video Capture」と「Amarec Audio Capture」が見当たらない場合は「新規ソース」ボタンを押してリストから追加して下さい。

左下の「ターゲット」タブを選択して解像度をアマレコTVのライブ機能のサイズとあわせます。


後は、ビットレート等を皆さんの環境に合わせて変更したら完了です。「開始」ボタンを押して配信しましょう
LivetubeはIntensityなどのフォーマットに対応していないようで直接扱えません(非対応形式となってしまう)が、アマレコTVを経由することでIntenstyも簡単且つ非常に効率良く配信する事ができます。

アマレコTVのライブ機能を使うメリット
(1) リサイズ、クロップ、デインターレース、色変換をアマレコTV側で出来る。
(2) 配信中もオーバーレイを使った安定したプレビューを自由な大きさで表示出来る。
(3) プレビューを非表示にした配信ができる(プレビュー処理を行わない分負荷を減らせる)。
(4) スクリーンキャプチャ及びスクリーンキャプチャの為のプレビューが不要になる。
(5) 配信ソフトが対応していないフォーマットのキャプチャデバイスも(アマレコTVが対応していれば)利用できる。
(6) 実況に便利なマイクミックスが使える(※1)。
(7) 44.1kHzのみ対応の配信ソフトでも48kHzのオーディオキャプチャデバイスが利用できる。
※1 Livetubeでも同じ事が出来るので、他の配信ソフトを使う場合の利点です。
USBビデオキャプチャデバイス GV-USB

グラフ1(デバイス)画面のみ上記の様に設定すれば利用できます。
Windows2000、XP、7で問題なく動作する事が確認できました。(Windows2000はGV-USBの動作対象外のため付属CDのインストーラーが使えませんが、ドライバーだけ個別にインストールする事でアマレコTVから使えるようになりました)
入力の「Tuner」は使えません。「Composite」と「SVideo」の2系統は両方接続しておいて好きな方を素早く切り替えて表示できます。但し、音声は1系統なのでもう一方はサウンドカードのLine入力を使う事になります。
フォーマットは「*w= 720, h= 480, fps=29.97, fcc=YUY2, bit=16 」のみです。他の解像度に書き換えたりする事は出来ません。
オーディオキャプチャデバイスはビデオキャプチャデバイスと統合されているタイプです。アロケータも正常に機能するためマイクミックスが使えます。
キャプチャデバイスの情報では最小80*60~最大720*480までキャプチャサイズを選べる事になっていますが、次のようにキャプチャサイズを書き換えるとエラーが出て利用できません。

キャプチャサイズを書き換えたときのエラーです。

640*480なども同様にエラーとなります。恐らくハードウエア自体はキャプチャサイズを変更できるけど、ソフトウエアレベルでチェックされ弾かれているようです。
私のWindowsXPにインストールされたドライバー情報です。コントロールパネルから確認しました。

公開延期
見つかった不具合
(1)低性能のパソコンでライブ機能を使うとライブ機能の音声にノイズが入る。
(2)ライブ機能の音声が映像に比べて0.5秒程度遅れる(ズレる)事がある。
また、配信ソフトによっては44.1kHzしか受け付けないケースもあるようなので、IntensityやGV-USBの様に48kHzでキャプチャする場合はライブ機能でサンプリング周波数の変換も出来るようにしようとおもいます。
あと、設定画面で頻繁にフリーズする人がいるらしいので、設定画面を表示する度にグラフを止めるようにするオプションも追加しようと思います。
公開までもうしばらくお待ちください。
次のアマレコTV 調整中
■ライブ機能の設定に処理モード追加

「画質優先」、「処理速度優先」、「自動」から選択できる。
処理速度優先は今までと同じ処理(デインターレースやYUY2などの場合に補間をしない)。D3やD4など高解像度を適切な解像度に落とし快適に配信したい場合に使います。
画質優先は補間を行いアマレコTVのプレビュー表示に近い画質となります。その代わり処理は遅く、D1やD2など低解像度の配信向け。
自動はキャプチャサイズが512ライン以下の場合は画質優先。512ラインを超える場合は処理速度優先で動作します。
GV-USBやPSP等の低解像度のキャプチャで画像が小さくなり余白が出来てしまうと言う問い合わせを結構な数頂いたので、低解像度用のモードを追加した感じです。
■高度な設定にコマンド実行追加

アマレコTV起動時にCapture Device Utilityなどを実行して画質の設定をロードできるようになっています。
■高度な設定にアロケータチェック追加

次のバージョンからアロケータサイズの設定が上手くできないオーディオキャプチャデバイスはメッセージを表示してキャプチャ処理を止めるようになります。
音声の遅延や音飛びの原因特定は結構難しいので、デバイス自体に問題がある場合に誰でも直ぐわかるようにとの配慮です。
メッセージが表示される場合はオンボードやサウンドカードの音声入力を使うようにして下さい。
デバイスの問題である事を承知の上でどうしてもそのデバイスを使いたい場合はチェックをOFFにして下さい。
■録画およびスクリーンショットにクロップを反映するようになります
クロップ処理を追加する事で余計なメモリーコピーが増えてパフォーマンスが低下するなら、クロップ処理はいらないと思っていましたが、パフォーマンスを低下させずにクロップ処理を挟めたので次からは有無を言わせずクロップします。
公開までもうしばらくお待ちください。
Capture Device Utility
パソコンを再起動するとキャプチャデバイスの設定が初期値に戻ってしまうような場合に、パソコン起動時に設定値をロードする事ができます。

ダウンロード
使い方は同梱のreadme.txtを見て下さい。