アマレコTV SWデインターレース・レトロモード
レトロモードはファミコンからプレイステーション1辺りまでの古いゲーム機の映像をGV-USBなどのコンポジットやS端子を使ってキャプチャする場合を想定したモードです。アクションゲームモードと比べ上下の揺れを軽減できる点とドット感の強い映像となるのが特徴です。

(キャプチャ:SD-USB2CUP4、S-VIDEO、PS1用のゲームをPS2の本体でプレイ)レトロモードはドット感が強く、上下の揺れが少ない。
また、HWデインターレースと比べた場合、コーミングノイズが生じない事、および遅延が少ない事からレトロモード(アクションモード)の方がゲーム画面をプレビューするのに適しています。

これはGeForce GT 240のHWデインターレースによるプレビューの様子を撮ったものです。タイヤの後輪が1フレーム単位で表示/非表示を繰り返しますが、HWデインターレースの場合1フレーム単位で点滅する物体をうまく処理できず、この例のようにコーミングノイズが出てしまう場合があります(このあたりはビデオカードやドライバーにより差があります)。
レトロモード(アクションモード)ではこのような状況も、テレビでプレイした場合と同様に1フレーム単位でチカチカする様子を再現できます。
なお、現在これらが適用されるのはプレビューのみで、アマレコTVのライブ機能に関しては常にアクションモードとなります。ライブ機能については正式版から対応する予定です。
【ダウンロード】
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/download/amdeint113a.zip
GV-USBに付いてアンケートです
同じS端子でSD-USB2CUP4だと正常なためGV-USBの問題なのかなと思いますが、「GV USB 色ズレ」でググってもそれらしい情報が出てこないことから私の環境固有の可能性も捨てきれず・・・
そこで、皆さんのところではどうなのかGV-USBを持っていてS端子の様子がわかる方は教えて頂けますでしょうか。

GV-USB側は2画素分 色差が上にズレています。
PS1用の「極上パロディウスだDeluxe Pack」をPS2の本体にセットしてS端子ケーブルでキャプチャデバイスと接続しています。もし、皆さんのところでも色がズレているようならアマレコTVの方にズレを補正する仕組みを持たせようと思います。
なお、GV-USBのコンポジット端子にnewファミコンを接続した場合、同様のズレはありませんでした。
OS: WindowsXP
DEVICE: I-O DATA GV-USB Capture Card
DRIVER VERSION: 1.0.0.98
INPUT: S-Video
FORMAT: w= 720, h= 480, fps=29.97, fcc=YUY2, bit=16
キャプチャソフトはアマレコTVでもGV-USB付属のものでも確認できます。
アマレコTV Ver1.13 ベータ版 EVR & HW Deinterlace
ベータ版ですので、多少の問題なら自力で対処できる方が対象となります。
Ver1.12でもHWデインターレースは可能でしたが、高度なデインターレース処理が利用できなかったり、表示FPSが30pなので滑らかな映像ではありませんでした。
Ver1.13ではビデオカードにもよりますが(GeForce GT 240で確認)、動きのある部分はbob、動きの少ない部分はweaveで処理してくれるのでアマレコTVのソフトウエア・デインターレース(bob固定)より高画質なプレビューとなります。また、FPSも60iを60pとして表示しますので滑らかな映像となります。
単純なHWデインターレース処理(bob固定)

Ver1.13の高度なHWデインターレース処理(bobとweaveをピクセル単位で使い分ける)

動きのあるシーンでは殆ど差はでませんが、動きの無いシーンで画質が向上します。
なお、オーバーレイ表示の場合はもともと高度なHWデインターレースと安定した60p表示に対応しており、EVRよりオーバーレイ表示の方がFPSが安定する分有利である事に変わりありません。
【使い方】
(1)OSの画面設定でデスクトップコンポジション(Aero)を有効にする。
(2)OSの画面設定の詳細でモニターのリフレッシュレートを60Hzにする。
(3)グラフ1で「クロックを使う」をON。クロックがOFFだとFPSが安定せず、60iが実質30pとして表示されてしまう。
(4)グラフ2のデインターレースで「自動」と「HWデインターレース」を選択。
(5)高度な設定のビデオレンダラーで「自動」または「EVR優先」を選択。
(6)高度な設定の「デスクトップコンポジションを無効」をOFF。これを変更したらアマレコTVを再起動。
【動作確認】
くるくるベンチのD1相当のフォーマット(RGB系は不可、YUV系を使う事)で簡単に確認できます。
(1)右上の文字列は動きが無いのでweaveで処理され解像感が高くピタッと止まって見える。
(2)スクロールしているビットマップは動きがあるのでbobで処理され解像感は低い代わりにコーミングノイズが目立たない。
(3)スクロールは時々30pになりカクカクするが、概ね60pで表示され滑らかに見える。
(4)アマレコTVのステータスバーのプレビューFPSが59.94前後になっている。
となれば成功です。
なお、高度なHWデインターレース処理はビデオカードやドライバにより大きく異なりますので、オンボードVGAなどではコーミングノイズが目立つ場合もあります。
Ver1.12の単純なHWデインターレース処理(bob固定)

Ver1.13の高度なHWデインターレース処理(bobとweaveをピクセル単位で使い分ける)

Ver1.13低スペックのオンボードVGAによるデインターレース処理(コーミングノイズが目立つ)

Intel 945GC + ICH7Intel 945GC + ICH7 (XC Cube LE211 Premium)
【更新内容】
(1) EVRで高度なHWデインターレースを利用できるようになった。
(2) 「クロックを使う」をONにした場合にプレビューのFPSが極端に低くなるキャプチャデバイスに対応。
(3) 「クロックを使う」の初期値をONに変更。基本はクロックON、動作が安定しない場合はクロックOFFで使うように方針変更。今後は特に問題がなければクロックONで使って下さい。
(4) カスタムフィルターの「使わない」を廃止。常にカスタムフィルターを使うようになった。
(5) カスタムフィルターのデインターレースON/OFFおよびフィールドオーダーの選択に自動を追加。
(6) ソフトウエア・デインターレースを3パターン用意(アクション用以外は近日実装)。
(7) カスタムフィルターにあった「HDYCをUYVYに偽装する」の項目を高度な設定のビデオレンダラーへ移動。
(8) AREA 必殺!捕獲術 SD-USB2CUP4のオーディオキャプチャデバイスを利用するとアマレコTV終了時エラー落ちするのに対応。
(9) 標準ウインドウモードの際に最小化してもトレイへ収納せずタスクバーに残るように変更(予約録画モードではトレイへ収納します。)。
(10) 前回正常終了できなかった場合にセーフモードで起動するようになった。
(11) 入力ピンを持つオーディオキャプチャデバイス(主にサウンドカードなど)のリソース開放漏れを修正。
※デインターレースの設定内容が変更になったので、プリセットも含めデインターレースの設定をやり直してください。
プレビュー設定のカスタムフィルター部をデインターレースの設定に変更

プリセットのカスタムフィルター部もデインターレスの設定に変更

ステータスバーのVideo部のフレームレートの後にデインターレース情報を追加

【デインターレース情報フォーマット】
[フレームタイプ].[デインターレース処理モード].[フィールドオーダー]
[フレームタイプ]
p:プログレッシブフレーム。デインターレース処理は行いません。
i:インターレース化されたフレーム。デインターレース処理を行います。
[デインターレース処理モード]
act:アクションゲーム向けのモード。
rpg:ロールプレイングゲーム向けのモード。
rtr:レトロゲーム向けのモード。
hw:HWデインターレースモード。
[フィールドオーダー]
tf:トップフィールドが先に表示されます。
bf:ボトムフィールドが先に表示されます。
※デインターレースの自動判定が正しく機能しているかどうかの確認に使って下さい。
【ダウンロード】
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/download/amarectv113.zip
※ソフトウエア・デインターレースのロールプレイング用とレトロゲーム用は未実装です。これらを選択した場合はアクション用と同じ結果となります。また、アクション用は既存のアマレコTVのソフトウエア・デインターレース処理と同じ内容です。