アマミキ! ツール画面
■ツール画面

マイク・ブースト
メイン画面のボリュームだけでは調整しきれないデバイスを最小1/32 ~ 最大8倍まで計算により調整します。
音質的にはメイン画面のボリュームで音を大きくした方が良いので、アマミキ!のマイク・ブーストはメイン画面のボリュームを最大にしてもまだ小さいとか、ボリュームの変更が出来ないデバイス用の最終手段と思って下さい。
通常はx1.0のままにします。
x1.0以外にするとメイン画面のボリューム値に[+]または[-]が付きます。
![アマミキ! ブースト[+]](https://blog-imgs-36-origin.fc2.com/a/m/a/amalabo/20101003060110b41.png)
[+]は倍率が上がっている。[-]は倍率が下がっている事を示しています。
再生デバイス
再生に使っているデバイスのボリュームを調整します。
WindowsXPの場合この設定はコントロールパネルのボリュームとリンクします。
Windows7の場合はアプリケーション毎のボリュームとリンクします。
なお、この設定は保存されないので注意して下さい。
バランス・テスト
バランステストはミキシングした後のボリュームバランス、特にマイク音量のチェックを行うための機能です。
録音ボタンを押している間録音し、ボタンを離すと録音した音がすぐに再生されます。トランシーバーの様にボタンを押している間しゃべって、ボタンを離すと自分の声がどんな感じで聴こえるか判る仕組みです。

録音
ボタンを押している間、録音します。ボタンを離すと録音したものが再生されます。
最大10秒間の録音ができます。10秒を超えると最初のほうから上書きされ最後の10秒が再生されます。
再生
ボタンを押している間録音した音を再生します。ボタンを離すと再生を停止します。
ループ再生
ボタンを一回押すと再生を開始します。もう一回押すと再生を停止します。
ループ再生中はメイン画面の操作は出来ません。ツール画面のマイク・ブーストのみ調整できます。
※ 再生は、再生デバイス、配信デバイス、ライブ機能の3出力すべてに対して、配信チェックボックスで指定された音がミックスされて再生されます(再生チェックボックスは無視されます)。

アマミキ! 設定画面(録音デバイス、再生デバイス、ライブ機能)
最大4系統の音声を扱えますので同じ設定(名前、キャプチャデバイス、入力端子、フォーマット)が4組ありますが必用な部分だけ設定すればOKです。
■設定画面-録音デバイス

名前
メイン画面に表示する名前です。自分で分かり易い名前を選択するかコンボボックスに直接入力して下さい。
キャプチャデバイス
WindowsXPの場合はサウンドカードやUSBマイクなどの名称を選択します。
Window7の場合はアイテム名を選択します。また、アマレコTVのライブ機能がインストールされている場合は「AmaRec Core Audio Capture」を選択する事でPC内部の音をキャプチャする事ができます(WindowsXPではできません)。
不要な部分は「(使わない)」を選択して下さい。
※「AmaRec Audio Capture」と言う”Core”が付かないモノもありますが、これは配信用ですのでここでは選択しないで下さい。
入力端子
WindowsXPの場合はライン入力やマイクと言ったアイテム名を選択します。
Windows7の場合は「マスター音量」を選択します。デバイスがAmaRec Core Audio Captureの場合は主にスピーカーなどのアイテム名を選択します。
「(選択しない)」を選ぶと既定のアイテムまたは、最後に使っていたアイテムの音をキャプチャします。選択しない場合の動作はOSやデバイスによりマチマチですので上級者向けです。通常は目的のアイテムを選択するようにして下さい。
フォーマット
サンプリングレートとビット幅、チャンネル数を選択します。
サンプリングレートは主に48000Hzまたは44100Hzを使って下さい。
サンプリングレートの異なる音もミキシングできるようになっていますが、サンプリングレートが2倍以上異なる場合は音質が著しく低下する場合があります。
ビット幅とチャンネル数は16bit、2ch以外使えません。
■設定画面-再生デバイス

再生デバイスに関する設定です。ここを設定しなくてもアマミキ!は使えます。応用的な使い方をしたい場合に設定して下さい。
アマミキ!は再生デバイスを2つ管理できこれらは同じ働きをしますが便宜上”再生デバイス”、”配信デバイス”と名前で区別しています。
再生デバイス
主にスピーカーやヘッドフォンなどで音を聞いたり、確認するのに使うデバイスを選択します。
「(既定のデバイス)」を選択するとOSの方で既定のデバイスに指定されているものを利用します。
メイン画面の再生チェックボックスがONの音をミキシングして再生します。

配信デバイス
再生デバイスと同じ働きをします。
メイン画面の配信チェックボックスがONの音をミキシングして再生します。

仮想オーディオデバイスを使って配信する場合はここで仮想オーディオデバイスを選択して下さい。次にニコニコ動画の生放送の設定画面やUstreamの設定画面で同じ仮想オーディオデバイスを選択すれば上手く良くと思います。
なお、アマミキ!には仮想オーディオデバイスは含まれていませんので別途ご用意ください。
※配信デバイスとライブ機能を同時に利用する事もできます。
■設定画面-ライブ機能

ライブ機能を使う
アマレコTVのライブ機能を使って配信ソフトへ音データを転送します。
メイン画面の配信チェックボックスがONになっている音をミキシングして転送します。

ライブ機能を使うと複数の音をミキシングしてFlash Media Live EncoderやWindows Media Encoderなどの配信ソフトを使った様々な形態の実況配信が可能になります。
なお、ニコニコ動画の生放送やUstreamではDirectShowのオーディオソースフィルター(AmaRec Audio Capture)が使えないので、その場合はFlash Media Live Encoderを経由するか再生デバイスの設定画面の「配信デバイス」で仮想オーディオデバイスを使って下さい。
ライブ機能の音質
サンプリングレートのみ変更できます。
通常は48000Hzのままにして下さい。
Map Versionに付いて
アマレコTV(またはアマミキ!)と配信ソフトの間で通信するのに使う情報です。
このバージョンが異なると通信できないのでライブ機能が使えません。
ベータ版を除きアマレコTVとアマミキ!、ライブ機能のインストーラーは一緒に配布しますので、バージョンが合わない等のメッセージが表示された場合は必ず同梱されているlive_setup.exeを実行してバージョンをそろえて下さい。
アマミキ! AmaRec Audio Mixer
AmaRec Core Audio Capture DSとアマレコ・オーディオレンダラーの可変再生速度が上手く行ったので、アマレコTVのオーディオ周りはそれらを前提に一から設計しなおそうと思っていましたが、その実験台として現在製作しています。

メイン画面: それぞれのボリュームを0-100%で調整(コントロールパネルのボリュームと連動)。 黒い三角のチェックボックスでプレビュー用に再生する音を選択。 下のチェックボックスでライブ機能用にミキシングする音を選択。
アマレコTVとの主な違いは次のとおりです。
(1) 最大4つの入力デバイスをミキシング可能
(2) 再生用(主にスピーカーやヘッドフォン)と配信用(アマレコTVのライブ機能または仮想オーディオデバイス※)の2系統の出力デバイスを指定可能
(3) ボリュームはデバイス自体の音量を調整可能(コントロールパネルでの調整と同じ)
(4) ボリューム及びミキシングはリアルタイムで変更可能
(5) ボリュームだけでは調整しきれない場合も最大8倍までブースト可能
(6) 異なるサンプリングレートのデバイスもミキシング可能(ただし、16bit、2chに限る)
(7) ライブ機能は同時に複数の配信ソフトへ転送可能
※仮想オーディオデバイスは含まれていません。使う場合は別途ご用意ください。
公開までもうしばらくお待ちください。
続く。。。
アマレコ・オーディオレンダラー Ver1.14 可変再生速度ベータ版
これは再生バッファの溜まり具合を監視し、データが溜まり過ぎた場合(遅延が一定量を越えた場合)に、再生速度を早くする事でデータを多めに消化して遅延を軽減します。逆に、データが不足気味でこのままいくと再生用のデータが枯渇するな~というときは、再生速度を遅めに調整しデータの枯渇を防ぎます。
この様にバッファの状況を再生速度にフィードバックする事でデータの溜まり具合を一定の範囲にコントロールできるため、遅延を従来のアマレコ・オーディオレンダラーより軽減する事ができます。また、データを捨てずにすむ事からプチプチノイズを大幅に軽減できるのも大きな利点となっています。
【使い方】
現在はベータ版です多少の問題は自力で対処できる方のみご利用下さい。
解凍して出来る AmAudioRenderer.ax をアマレコTV Ver1.14のフォルダーにコピーして下さい。
設定は初期値のまま変更する必要は無いと思うので、アマレコTVの高度な設定でオーディオレンダラーを変更している人は次のようにして下さい。
・レンダラー :アマレコ・オーディオレンダラー
・アロケーターサイズ :40ms
・アロケーター数 :4個
この設定で試しに使ってみて、その上で必用なら再度調整し直して下さい。
もし、プチプチノイズが軽減されないとか、今までのオーディオレンダラーより遅延が増えたなどありましたら、コメント欄にご連絡頂けますでしょうか。
【ダウンロード】
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/download/amaudiorend114.zip
IO DATA ビデオキャプチャ「VG-USB2」発表 発売は9月下旬
IO DATAの製品紹介
インプレス AV WATCHの記事
アマレコTV Live Ver1.14 ベータ版
以下のものが含まれています。
(1) EVR
(2) EVR HWデインターレース
(3) ソフトウエアデインターレース(アクション、RPG、レトロ)
(4) DEMO版ソフトウエアデインターレース
(5) ライブ機能 AmaRec Core Audio Capture Ver1.00
(6) ライブ機能 Ver1.01a
(7) GU-USBのS端子用 色ズレ補正
一応このベータ版を元にして以降は正式版の製作に取り掛かろうかと思います。
なお、現在はベータ版ですのでもし問題が起こるようでしたらVer1.11をご利用ください。
【更新内容】
(1) デインターレースにロールプレイングゲームモード実装
(2) デインターレースにレトロモード実装
(3) デモ用のソフトウエアデインターレースフィルター同梱(demo_filterフォルダ)
(4) GV-USBのS端子用に色ズレ補正実装
(5) 信号検出ロジック実装
(6) ライブ機能でAdobe Flash Media Live Encoderなどにより長時間配信した場合音声がズレる問題に対応
(7) ライブ機能にAmaRec Core Audio Captureを追加
(8) 高度な設定の「設定時はグラフを止める」を廃止
※ライブ機能の更新内容は同梱のlive_setup101a.exeをインストールしないと効果ありません。
■デモフィルター
デモフィルターは画面の左半分をアクション、右半分をRPGモードで表示し処理の違いをデモンストレーションします。demo_filterフォルダ内のAmDeinterlace.axをAmaRecTV.exeと同じフォルダにコピーして、デインターレースのモードでRPGを選択すると使えます。通常のRPGモードと異なり画面中央に縦線が入ります。

右側のRPGモードは動きの少ないシーンの解像度が高く、上下の揺れも軽減されます。
■GV-USBのS端子用色ズレ補正
IO DATA社製ビデオキャプチャデバイスGV-USBのS端子を使った場合に色が縦にズレるのを補正する機能です。
アマレコTVの高度な設定にある「IO DATA GV-USBのS端子で色スレを補正」をONにするとズレを補正します。

補正が適用される場合はステータスに「adj」と表示されます。設定をONにしてもadjの表示がない場合は、何かしら条件が合わず補正は適用されていません。このあたり変だな~と思いましたらコメント欄で聞いて下さい。

補正が適用されると色の付いた横線の発色が良くなります。

この補正はGV-USBのS端子を使ったときのみ適用されます。GV-USBのコンポジット端子や他のキャプチャデバイスへの影響はありません。もし上手く適用されない場合や、別の条件で補正したい時はAmaRecTV.iniをメモ帳で開いて次の項目を書き換えて下さい。
ColorAdjustV_pcDeviceName="I-O DATA GV-USB Capture Card"
ColorAdjustV_pcInputName="SVideo"
ColorAdjustV_iValue= 2
ColorAdjustV_pcDeviceNameでキャプチャデバイスを特定します。ここを""とすると全てのキャプチャデバイスが補正対象となります。
ColorAdjustV_pcInputNameで入力端子を指定します。ここを""とすると全ての入力端子が補正対象となります。
ColorAdjustV_iValueは補正する量を指定します。2の場合は色を下に2画素ずらします。負の値にすると上方向に色をずらします。
---------------- 9/11 追記 -----------------
色ズレ補正は今のところプレビューとライブ機能の一部のみとなっています。
録画、スクリーンショットには反映されません。
また、ライブ機能に関してはアマレコTVのウインドウを最小化していると反映されません。
正式版からプレビュー、録画、スクリーンショット、ライブ機能の全てに反映されるようになります。
-------------- 追記ここまで ----------------
■信号検出ロジック
起動時に映像が出ず、入力をガチャガチャ切り替えたり、グラフをリビルドすると表示されるようになるジャジャウマなビデオキャプチャデバイスに対し、自動的にガチャガチャやリビルドする仕組みです。
設定はありません。グラフ実行後、1秒経過しても映像が表示されない場合に自動的に働きます。
この状態になると左下のステータスバーに「信号検出中・・・(xxx)」と表示され入力を一通り切り替えた後、グラフが自動的にリビルドされます。
以降、映像が表示されるまでこの繰り返しとなります。
もし、信号検出ロジックにより弊害が発生する場合はコメント欄にご報告頂けますでしょうか。
※この機能は設定が完璧な場合に働くものです。設定に不備がある場合にネゴシエートするものではありません(解像度や入力端子を自動検出するものではない)。
映像が出ない原因は恐らくキャプチャデバイス側の都合と思われますので、私のほうで根本的な解決は出来ません。また、映像が出ない条件としてはHDMIでオーディオストリームが無い状態でPC起動後、最初にキャプチャソフトを起動すると起こる可能性が高いと思います。
(1) HDMIで常時オーディオストリームがある条件では起こらない。
(2) HDMIで常時オーディオストリームが無い条件では非常に高い確率で起こる。
(3) コンポーネントでキャプチャする場合はオーディオと関係なく起こらない。
(4) 一度映れば、PCを再起動するまで映らなくなる事は無い。
私のところではこんな感じですね。ゲーム機をHDMIでキャプチャしている人はローディング画面などでたまたまオーディオストリームが止まっている状態でキャプチャソフトを起動すると映像が出ない可能性が高まるって感じでしょうか。私はHDMIに対応したゲーム機を持っていない為、PCのHDMI出力でテストしているので根本的に違う可能性もありますが・・・
SWデインターレース・RPGモード
RPGモードはアクションモードと比べ動きの少ないシーンで高画質な結果が得られるようになっています。その代わり、動きのあるシーンではノイズが生じます。
また、RPGモードはハードウエアによる高度なデインターレース処理と同じように、動きの少ない部分をWeave、動きのある部分をBobで処理しますので同じような画質になりますが、画質面でやや劣る代わりに遅延が少ないと言う特徴があります。
なお、RPGモードは処理が遅いのでD3(1920*1080、60i)を快適にプレビューしながら録画するには高性能なPCが必要です。プレビューのフレームレートが落ち込む場合はアクションモードやHWデインターレースを使って下さい。
モード | 処理速度 | 遅延 フレーム数 | 画質 | 説明 |
アクションゲーム用 | 高速 | 0 | 低 | アマレコTV Ver1.12までのSWデインターレースです。 制約がないのでほとんどのPCで利用可能。 動きのあるシーンでは良好な結果が得られますが、動きの少ないシーンでは上下の揺れや解像度の低下が生じます。 |
RPG用 | 低速 | 0 | 中 | アクション用と比べて動きの少ないシーンで高画質な結果が得られます。その代わり、動きのあるシーンではノイズが目立つ場合があります。 処理速度は遅く比較的高性能なPC向け。 |
レトロゲーム用 | 高速 | 0 | 高 | ファミコンからPS1あたりまでの擬似NTSCに特化したモードです。 擬似NTSCでは処理速度、遅延、画質、全てにおい良好な結果が得られます。 |
HWデインターレース | 高速 | 0~2 | 低~高 | ビデオカードやドライバにより内容は大きく異なりますが、多くのシーンで高画質な結果が得られる代わりに2フレーム(33ms)程度の遅延が生じます。 処理が早いのでCPU負荷は小さいですが最大化などウインドウを動かす際にもたつきを感じる場合があり、CPU負荷が低くても運用面では重く感じる場合があります。 |
【アールピージーモード仕様】
(1) 利用可能なカラーフォーマット:YUY2、UYVY、HDYC
(2) 最小解像度:横64、縦64
(3) 最大解像度:横2048、縦なし
※RGBや極端に小さい画像、大きな画像はRPGモードで扱えません。他のモードを使って下さい。
【デモ・バージョン】
demoフォルダのフィルターをコピーしてRPGモードを利用すると画面中央に線が入り、左側をアクションモード、右側をRPGモードで表示します。フィルターによる違いを確認してみて下さい。


RPGモードでは動きの少ないシーンの解像度が高く、上下の揺れも軽減されます。
なお、現在これらはプレビューにのみ適用されます。アマレコTVのライブ機能で使われるデインターレースは
常にアクションモードです。ライブ機能については正式版から対応する予定です。
【ダウンロード】
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/download/amdeint113b.zip