AMVビデオコーデック Ver3.00hブログ先行公開
アマレコTVでよく使うYUY2、UYVY、HDYCでもハーフサイズを利用できるようになりました。プレビューはなるべく高解像度(高画質)でしたいけど録画は低解像度みたいな事ができるようになります。
【更新内容】
(1) ハーフサイズが入力フォーマットRGB24、YUY2、UYVY、HDYCに対応
(2) 設定画面の左下にヘルプボタンを追加
(3) マルチスレッド処理の初期値を変更(CPUのコア数を基準に決めるようになりました、従来は同時に実行できる最大スレッド数を基準に決めていた為ハイパースレッドテクノロジー環境の場合にパフォーマンスが低下することがあった)
(4) 設定画面のマルチスレッドのCPU数表示をコア数とスレッド数に変更
(5) ホームページのURLを変更
※ ライセンスキーの変更はありません。既に購入済みの場合は新たに購入しなくて大丈夫です。
※ 既存のバージョンをアンインストールした後、Ver3.00hをインストールして下さい。
※ アンインストールの際、設定ファイルを残すようにすれば設定内容及びライセンスキーを引き継げます。
※ 設定ファイルを引き継いだ場合でも、マルチスレッドの設定内容は初期化されますので再度設定して下さい。
■ハーフサイズについて
コーデックで行うハーフサイズはプログレッシブ用です。インターレース方式でキャプチャした画像に対してハーフサイズ処理を行うとフレームがブレンドされてしまうので注意して下さい。
(追記2011.4.27 アマレコTV Ver2.10からデインターレース後の画像を録画できるようになりますので、インターレース方式をハーフサイズで録画する場合はアマレコTVの録画設定で「フィルターあり(デインターレース)」を選択して下さい。)
また、ハーフサイズを使う場合は画像サイズを横16、縦8の倍数にする必要があります。アマレコTVのクロップなどを使うと調整が面倒になりますのでその場合はアマレコTVの設定ファイル(AmaRecTV.ini)をメモ帳で開いて次のヶ所を編集して下さい。
編集前 | 編集後 |
[VIDEO] iFps= 30 iDeinterlace= 0 iFixW= 8 iFixH= 8 | [VIDEO] iFps= 30 iDeinterlace= 0 iFixW= 16 iFixH= 8 |
■マルチスレッドについて
いままでマルチスレッドの項で表示していたCPUの数を廃止し次のようになりました。

カッコの中に「CPUのコア数」と「同時に実行できる最大スレッド数」を表示します(最大スレッド数は従来のCPU数に相当します)。
コア数の表示が追加されCPU数の表記が変わっただけなので、設定内容及び働きは従来通りですコア数の範囲内でエンコード及びデコードのスレッド数を設定して下さい。
通常コア数と最大スレッド数は同じになりますが、Intelのハイパースレッディングテクノロジー(Hyper-Threading Technology、以下HTT)に対応したOSとCPUを使った場合一つのコアに付き2つのスレッドを実行できるため“2コア-4スレッド“のように最大スレッド数がコア数の2倍となります。
しかし、AMVビデオコーデックはHTTに対応していないため実際に効果が得られるのは1つのコアにつき1スレッドまでです(上記の場合だと2コアなので2スレッドまでが有効、3スレッド以上にするとパフォーマンスが低下します)。
また、HTT環境下ではスレッドIDの割り当てが複雑になるためカスタム設定はお勧めしません(スレッドID 0~7と各コアの割り当てが環境により異なり、更に同じコアに割り当てられたスレッド2つを使おうとすると同時に実行できないためパフォーマンスが低下します)。

ダウンロードはホームページで