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アマレコTV Ver2.30 モノステ(モノラル・ステレオ変換)

ビデオキャプチャカードの殆どはステレオ専用となっています。しかし古いゲーム機などモノラルの場合は片チャネルしか接続できず、アマレコTV上でも片方のスピーカーからしか音が出ません。そんなときに高度な設定にある「モノラル・ステレオ変換」をONにすると両方のスピーカーから音が出るようになります。このオプションは録画やライブ機能もステレオに変換します。
なお、接続するケーブルは赤、白どちらでも構いません。

モノステ接続2
(オーディオケーブルが白しかない、または赤しかないときに使うオプションです。)

モノステ設定

モノステをONにするとモノラル状態かステレオ状態かを監視するようになり、モノラル状態が一定時間続くと自動的にモノラル・ステレオ変換が行われます。
ステレオ(両チャネルから音が流れている)状態ではモノステをONにしてもモノラル・ステレオ変換は行われないので常時このオプションをONにしていてもデメリットがないようになっています。


ステレオ状態でヘッドフォンの音を聴きながら片方のチャネルを抜くと、モノステがどのように働くかわかると思います。接続すれば即座にステレオに戻ります。
モノステ接続1

また、ステータスモニターでも動作状態を確認することができます。
モノステモニター

Statusが「1:Enable」となっているときはモノラル状態と判断しモノステ変換が行われています。「0:Disable」のときはステレオ状態と判断し変換されていません。このステータスはリアルタイムで変化します。
L-chとR-chはそれぞれのチャネルのレベルで最大1000%になります。レベルがThreshold以上の場合(上図では3%)を音あり、未満を無音(または端子が接続されていない)と判断するようになっています。
一方が音あり、もう一方のチャネルは無音という状態が一定時間続いた場合に、モノステ変換が有効となる仕組みです(両方無音の場合は判断を保留します)。
USBビデオキャプチャカードの場合は無接続の場合にレベルがほぼ0%となりますが、PC内臓タイプのビデオキャプチャカードでは無接続の場合にノイズがのってしまい0%とならないケースがあります。ノイズが3%を超えてしまうと無音の判断ができないためモノステが働きません。そのような場合はamarectv.iniをメモ帳で開いて”iAudioAutoMonoThresholdPercent”をノイズより大きい数値に書き換えてください。



アマレコTV Ver2.30 リプレイ用のバッファに付いて

アマレコTV Ver2.30からリプレイ機能用のバッファを大きく取れるようになりました。SDキャプチャで10GBバッファを使うと約15分間記録することができます。但し64bit版のOSを使っている場合に限ります。

リプレイ64bit

リプレイ設定 

扱えるメモリー量
アマレコTVOS
32bit 64bit
Ver2.20cまで 最大2GB 最大2GB
Ver2.30 最大2GB 搭載メモリーの約半分


最大2GBの場合はアマレコTVの他の機能が使うメモリーと合わせて2GBなのでリプレイ用には1.2GB程度が限界となります。
Ver2.30でOSが64bitの場合は、最大で搭載メモリーの約半分を目安に使うことができます。ただし、メモリーが不足するとエラーではなく HDDなどへスワップしながらの動作となってしまい大幅にパフォーマンスが低下しますのでその点に十分注意しながらメモリー量に余裕を持って運用して下さい
なお、アマレコTVしか使わない(他にメモリーを大量に使うアプリケーションがない)場合であれば搭載メモリーの90%程度まで使うことができます。


【補足:メモリーに付いて】
アマレコTVは32bitアプリケーションです。32bitアプリケーションの場合64bit版のOSであっても扱えるメモリー空間は4GBとなります。 そのため4GBを超えるメモリーを扱うことができません。実際は4GBのうち2GBをOSが使うためアプリケーション自体(アマレコTV)が扱えるメモリーの上限は2GBとなってしまいます。この2GBでリプレイ機能のバッファや録画のバッファ、画像処理用のバッファなどをやりくりすることになります。

アマレコTV Ver2.30でもこの点は変わりませんが、リプレイ用のバッファにプロセス間通信などで使われる共有メモリーを採用したため2GBを超えるバッファを扱えるようになっています。
但し、共有メモリーを使うデメリットが二つあります。一つはマッピングしてからでないとアクセスできないため通常のメモリーと比べるとちょっとだけパフォーマンスが低下すること、もう一つはOSが管理する空きメモリーが減ってきた際にスワップされてしまう可能性(大幅なパフォーマンス低下)があることです。

マッピングに付いては広大なメモリー空間に対しランダムアクセスするようなケースでは大きなデメリットとなりますが、動画のようにシーケンシャルアクセス中心の場合、頻繁に再マッピングする必要がないため殆どデメリットになりません。
しかしスワップに付いては課題と言えます。ですので現状は皆さんの方でスワップが起こらないように気を付けて運用するようお願いいたします。

共有メモリーが使われているかどうかはリプレイウインドウのステータス欄で確認できます。
「MappedFile」となっている場合は共有メモリーを使っています。なおRAMディスクだけは明示的に設定しますが、その他はPCの環境に合わせて自動的に使うメモリーが選択されます。

リプレイ共有メモリー 

メモリーステータス
ステータス説明メリット/デメリット
OnMemoryアマレコTV内(プロセス内)のメモリーを使って動作しています。最も高いパフォーマンスを発揮する。使えるメモリーが少ない。
RAM-DiskRAMディスク(またはHDDやSSD)をプロセス内にRead/Writeして動作しています。パフォーマンスは低い(RAMディスクなら実用範囲)。大量のメモリー(ディスクスペース)を使える。
MappedFile共有メモリーをプロセス内にマッピングして動作しています。高いパフォーマンス、且つ、大量のメモリーを使える。スワップするデメリットがある。
  




アマレコTV Live アマミキ! Ver2.30 先行公開

Windows7や64bit版のOSの特性に合わせた対応、HDMI、Bluetoothなどの機器への対応、ライブ機能の見直しとなっています。Windows7に関する対応が多くなっていますが正式対応ではないので今までどおりWindowsXP用のアプリケーションをWindows7で使う場合の作法を知っておく必要があります。

現在は対応するヘルプがありません。ブログの記事を見ながらご利用下さい。




1.更新内容
【アマレコTVの更新内容】
(1-1) 動作タイミングが不安定なキャプチャデバイスでもWindows7のEVRで滑らかなプレユー表示を行えるようにしました。(詳しくはブログ記事参照)
アマレコTV用 デインターレースフィルタ Ver2.20d ベータ版
ビデオキャプチャカードのタイミングと遅延
アマレコTV用 デインターレースフィルタ Ver2.20e ベータ版

(1-2) 64bit版のOSの場合はリプレイ機能用のバッファに2GBを超えるメモリを割り当てられるようになりました。(詳しくは後で書きますこちら
(1-3) ステータスモニター画面追加(ステータスバーより詳しく状況確認ができます。詳しくは後で書きます)
(1-4) ステレオ片チャネルしか接続されていない場合にモノラルをステレオに変換する機能「モノステ」追加。(詳しくは後で書きますこちら
(1-5) NTFS以外でフォーマットされたHDDへの録画をできないようにしました(4GBを超えるファイルを作成できないFAT32などはエラーとなります)。
(1-6) 200%などウインドウサイズを指定したときに画面の四隅からはみ出ないようにしました。
(1-7) ツールバーに設定アイコンを追加しました。
(1-8) 実際のキャプチャフレームレートと設定値が合わない時は警告メッセージを表示するようにしました。
(1-9) 高度な設定のGV-USBに関するオプションを廃止しました。
(1-10) オーディオデバイスを有効にしてリプレイ機能を使った後、オーディオデバイスを使わずリプレイ機能を使うとエラー落ちする不具合を修正しました。
(1-11) リプレイ再生時に映像が出ない(真っ黒)になる場合があるのを修正しました。


【ライブ機能の更新内容】
(2-1) 動作条件を緩和しました。
(2-2) 通信方式を同期方式から非同期方式に変更しました。
(2-3) 1対多の通信に対応しました。
(2-4) 最大4つまでアマレコTV(アマミキ!)のライブ機能を同時利用できるようになりました。
(2-5) 画像サイズなどの初期値を設定できるようになりました(初期値を合わせておけばアマレコTVより先に配信ソフトを起動しても利用できます)。
(2-6) オーディオのOn/Off設定追加(映像はアマレコTV、音声はアマミキ!といった使い方に対応)。
(2-7) ミキサーにビデオキャプチャの音を入れるかどうかの設定を追加(PC音とキャプチャ音で二重になるのを回避します)。
(詳しくはブログ記事参照)
アマレコTV Live アマミキ! Ver2.30 ライブ機能

【アマレコTV・アマミキ!共通の更新内容】
(3-1) オーディオレンダラーによる可変再生速度の精度を向上しました(特にWindows7で遅延とノイズを軽減します詳しくはブログ記事参照)。
アマレコTV・アマミキ!用 オーディオレンダラーフィルタ Ver2.30a ベータ版
アマレコ・オーディオ・レンダラー デバックログとビデオキャプチャ編

(3-2) オーディオレンダラーのプロパティページを実装(リアルタイムで反応時間の確認、設定が可能です)。
(3-3) ヘッドフォンのプラグの抜き差しやBluetooth上のオーディオデバイスなど利用中にオーディオデバイスが無効、有効になるケースに対応しました。
(3-4) プラグが抜けていたりオーディオデバイスの電源が入っていない状態でアマレコTVが起動した場合、デバイスが利用できるようになるのを待つようにしました。
(今までは指定されたデバイスが使えない場合は規定のデバイスを使うようになっていました)
(3-5) Windows7でPC音を録音する「AmaRec Core Audio Capture」を「AmaRec Stereo Mixer」へ改名(アマステ)。
(3-6) アマステでHDMIデバイスの音声を録音していると、HDMIデバイスから音を出力するアプリケーションが無くなった場合、最後に再生された音がHDMIデバイスから鳴り続ける現象(HDMIオーディオデバイスの不具合と思われる)に対応しました。
(3-7) アマステのサンプリングレートに44.1kHz、96kHz、192kHzを追加しました。
(詳しくはブログ記事参照)
アマミキ! Ver1.03


【アマミキ!の更新内容】
(4-1) OS終了時にアマミキ!も正常終了するようにしました。次回起動時にセーフモードになりません。
(4-2) 最大4つまでアマミキ!のライブ機能を同時利用できるようになりました。
(4-3) Adobe Flash Media Live Encoder 3.1(以下FME)がライブ機能にアクセスした際、FMEを終了してもアマミキ!のステータスがライブ中のままになってしまうのに対応しました。
(詳しくはブログ記事参照)
アマミキ! Ver1.03




2.ブログで公開したベータ版からの変更内容
AmAudioRenderer.ax Ver2.30b
(5-1) 可変再生速度を微調整しました。
(5-2) Bluetoothなどデバイスが無効になった後、再度利用可能になった際にデバイスIDを再検索するようにしました。(IDが変わって違うデバイスから再生されてしまう可能性があるため)。
規定のデバイスが指定されているときはOSにより新たに選定された規定デバイスから再生します。
(5-3) 動作開始時に指定されたオーディイオデバイスが見つからない場合に規定のデバイスから音を出していたのをやめ、指定されたデバイスが使えるようになるのを待つようにしました。


AmDeinterlac.ax Ver2.30
(6-1) 「iWaitDeliver」が“1:Auto“の場合にタイミング調整を行うかどうかの判断をプレビューの設定で決め打ちするのではなく、実際の動作を監視して不安定だった場合にタイミング調製を行うようにしました。
実際にタイミング調整が行われているかどうかは、ステータスモニター画面で確認できます。
モニターWaitDeliver

“1:Auto“の場合はStatus欄がリアルタイムで変化します”0:Disable“ならタイミング補正はしていません。”1:Enable“ならタイミング補正をしています。
たいていの場合は“1:Auto“に設定すればうまく機能すると思いますので初期値のまま(“1:Auto“)でご利用ください。




3.補足説明
1-8はフレームレートの設定に不備があるケースや、意図的にフレームレートを狂わせないと利用できないビデオキャプチャカードに対する対策です。これらは一見正常に動作しているように見えますが、アマレコTVの各機能を正しく利用することができません。
例えば、MonsterX-iなどでD1をキャプチャするときのフレームレートは29.97に設定しますが、フォーマットのリストには59.94しかありません。そのまま59.94でもプレビューできてしまいますが、録画やライブ機能などフレームレートを使って計算する部分は正常に動作しないため警告を表示するようにしました。
そのほか未確認ですが意図的に25fpsにしないと動作しない製品もあるようです。そういった製品も警告を出すようにしました(実質使えないようにしました)。



4.ダウンロード
ダウンロード


アマレコTV Live アマミキ! Ver2.30 ライブ機能

今までのライブ機能は設定や使い方がシビアでした。そのため少しでも設定をミスったり、起動する順番が違うと映像が映りません(フレームレートがちょっと違うだけでもダメ)。また、通常アマレコTVと配信ソフトの間でライブ機能は使われますが、意図しないその他のアプリケーションがライブ機能へアクセスしてしまい、配信ソフトへ映像が行かないケースもあるようです。
このような事情から多くの人に使っていただくのは難しいと考え抜本的な見直しとなりました。

まず、設定ですがフレームレートが違っていても画像サイズさえ合っていれば映像を転送することができるようになります(非同期通信になったため)。画像サイズもデフォルト値を設定できますので、良く使う画像サイズを初期値にしておけば配信ソフトを先に起動(アマレコTVを後に起動)しても使えるようになります。また、画像サイズが合わないときも配信ソフト側のロゴ画面にフォーマットが表示されますので設定ミスに気が付きやすくなっていると思います。
そのほか異常があった場合もロゴ画面にステータスを表示することで状況把握できるようにしてあります。
さらに、1対多の通信にも対応したため他のアプリケーションがライブ機能にアクセスしていても目的の配信ソフトへ映像を転送することができます。
これらにより画像サイズさえ合っていれば映像が映らないというケースは殆ど無くなるようにしました。

なお、基本的な使い方は今までと同じですので、既にうまく使えている人は何か変わったのか分からないかもしれません。


xsplit.png

プログラムの公開までもうしばらくお待ちください。



1.変更内容
2.使い方
3.ステータス
4.その他




1.変更内容
(1) 通信方式を同期方式から非同期方式に変更しました。
(2) 1対多の通信に対応しました。
(3) 最大4つまでアマレコTV(アマミキ!)のライブ機能を同時利用できるようになりました。
(4) 画像サイズなどのデフォルト値を設定できるようになりました(デフォルト値を合わせておけばアマレコTVより先に配信ソフトを起動しても利用できます)。
(5) オーディオのOn/Off設定追加(映像はアマレコTV、音声はアマミキ!といった使い方に対応)。
(6) ミキサーにビデオキャプチャの音を入れるかどうかの設定を追加(PC音とキャプチャ音で二重になるのを回避します)。

multiple.png




2.使い方
ここではアマレコTVのライブ機能を既に使っている人を前提に(変更部分を中心に)説明します。

2.1.インストール
同梱のライブ機能をインストールします。
アマミキ211_live_setup


2.2.アマレコTV側の設定
設定画面
ライブ12_設定画面

「ライブ機能を使う」をONにします。
ONにできない場合はライブ機能のインストールができていません(バージョンが古いなど)。

フレームレートの目安
ライブ13_フレームレート
今までと設定内容は同じですが、コンボボックス内から選ぶようになっています(好きな数値を入力することもできますが24とか25fpsは日本のビデオ規格と合わないため通常使えません)。

最終的なフレームレートがどうなるかはアマレコTVのステータスバーで確認してください(下図の場合は29.97fpsで動作しています)
ライブ14_ステータス

出力欄でLine1からLine 4を選択します。(他のアマレコTV Liveが使うLineと重ならないようにして下さい。)
ライブ15_Line

Line:2からLine:4を使う場合は「フィルタ登録」ボタンを押してフィルタの登録を行う(配信ソフトから使えるようにする)必要があります。
使いたいAmaRec Video Capture (Line)のチェックボックスをONにして下さい。
ライブ16_フィルタ登録

オーディオ設定も同様に出力Lineの選択とフィルタの登録を行ってください。
ビデオの出力Lineとオーディオの出力Lineは異なっていても構いません。また、オーディオの出力を「使わない」にするとオーディオに関するライブ機能を使いません(映像のみとなります)。音声はアマミキ!を使うという場合はアマレコTV側は「使わない」を選択するとわかりやすいのではないでしょうか。
ライブ17_オーディオ使わない

一通り設定が終わったらプレビューを開始します。ステータスバーに「Live[V:Rdy A:Rdy]」と表示されたら準備完了です。
次は配信ソフト側になります。
ライブ18_準備完了



2.3.配信ソフト側の設定
配信ソフトを起動すると「AmaRec Video Capture(Line)」が追加されていますのでビデオデバイス(カメラ)欄から先ほど選択したLineを選びます。
なお、Line:1に付いてはLine標記がありません。
ライブ231_デバイス

同様にオーディオデバイスも「AmaRec Audio Capture (Line)」を選択します。
ライブ232_オーディオデバイス

配信ソフト側の処理が開始されるとアマレコTVのステータスバーが[V:Run(1) A:Run(1)]に変わります。これで成功です。
ライブ233_run

映像が表示されない場合や、配信ソフト側で音が出ないときは、Lineが異なるか、画像サイズ(音の場合はサンプリングレート)が一致していません。
そのあたりをもう一度確認して下さい。


2.4.映像が表示されない場合は
基本的には画像サイズが合わないかLineの設定が違っています。

ロゴ画面の下部に赤字で画像サイズ等のフォーマットが表示される場合は、アマレコTV側で設定したフォーマットと、配信ソフト側で使おうとしているフォーマットがあっていません。下図の場合は配信ソフト側を640x480に設定する必要があります。
ライブ242_画像サイズエラー

アマレコTV Liveのロゴ画面の下部に何も表示がないときはLineの選択が違うかアマレコTV側の準備ができていません(プレビュー状態になってない、Rdyになっていない)。
ライブ241_ロゴ




3.ステータス
3.1.ステータスバー
アマレコTVのステータスバーにライブ機能の設定値(フォーマット)と現在のステータスが表示されます。
ライブ311_ステータスバー


3.1.1.現在のステータス
「V:」はビデオに関するステータス。「A:」はオーディオに関するステータスがリアルタイムで表示されます。

Rdy:準備完了。ライブ機能を使える状態です。配信ソフトからのアクセスを待っています。なお、配信ソフトからのアクセスがあるまでライブ機能で必要な画像処理は行われません(余計な負荷はかからない)。

Run(1):配信ソフトがアクセスしています(映像、音声が転送されている)。カッコ内はアクセス数です。複数のアプリケーションからアクセスされている場合は2以上になります。
アクセスする配信ソフトが無くなるとRdyに戻ります。

Disable:無効です。オーディオ設定の出力で「使わない」を選択した場合にDisableとなります。


3.2.ステータスモニター
メニューのファイルにある「ステータスモニター」画面ではステータスバーより詳しい状況を確認することができます。
ライブ321_メニュー

「Client File Name」でライブ機能にアクセスしている配信ソフトの実行ファイル名が確認できます。
表示されるのは1件のみで最初にアクセスしてきた配信ソフトの実行ファイル名が表示されます。
ここに心当たりのない実行ファイル名が表示される場合は、該当するアプリケーションを特定してその設定を見直ししてください(ライブ機能にアクセスしないようにして下さい)。
ライブ322_ステータスモニタ


3.3.配信ソフト側のステータス
異常がある場合は配信ソフトのプレビューに表示される(アマレコTV Lineの)ロゴ画面にライブ機能のステータスが表示されます。

フォーマットエラー:画像サイズが合っていません。下図の場合、配信ソフト側の画像サイズの設定を640x360に設定して下さい。
ライブ331_フォーマットエラー

フリーズ:アマレコTV側に異常が起こり途中で処理が止まっている状態です。アマレコTVを再起動して下さい。
ライブ332_Freeze

アマレコTVを再起動した際に次のエラーメッセージが表示される場合は、前のアマレコTVのプロセスがまだ終了していません。タスクマネージャから前のアマレコTVのプロセスを終了させて下さい。またビデオキャプチャ周りの異常の場合はタスクマネージャからでもプロセスの終了ができません。その場合はPC自体を再起動する必要があります。
ライブ333_Duplication

ロゴのみでステータスが表示されていないときは、Lineの選択が違うかアマレコTV側の準備ができていません(プレビュー状態になってない)。アマレコTVのステータスバーがRdyになっているか確認してください。
ライブ241_ロゴ




4.その他
4.1.ループバックの回避
アマレコTVのミキサーを使ってPC音を配信に加えると、ビデオキャプチャの音(ゲーム音)が二重に配信される(エコーがかかったようになる)場合があります。その場合「ビデオキャプチャ音のループバックを防ぐ」をONにすると二重になるのを回避できます。
ライブ411_ループバック


4.2.ライブ機能デフォルト値の変更
主に画像サイズのデフォルト値を設定します。画像サイズを設定しておくと、配信ソフトを先に起動(アマレコTVを後から起動)しても映像を転送することができるようになります。

ライブ機能のインストール先にある「AmVideoCapture.ini」をメモ帳で開きます。
ライブ251_AmVideoCapini

iDefaultWidth(画像の幅)、iDefaultHeight(画像の高さ)を書き換えて保存してください。
設定はLine毎に管理されます。
ライブ252_AmVideoCapini

デフォルト画像サイズはアマレコTVのライブ機能のリサイズ設定と同じにしてください。
ライブ253_amarectv





アマミキ! Ver1.03

可変再生速度の性能向上、及び途中でヘッドフォンのプラグが抜かれたり、Bluetoothのオーディオデバイスの電波が遮断されたりといったケースに対応しました。また、ライブ機能を同時に4つまで使えるようになりますのでアマレコTVとアマミキ!の同時利用も可能となっています。
全体的にアマミキ!を使っていることを意識せずPCの起動から終了までの間、安定して音をルーティングできるようなアプリケーションにしました。

プログラムの公開までもうしばらくお待ちください。


1.オーディオデバイスの管理
2.アマステ(AmaRec Stereo Mixer)
3.ライブ機能
4.アロケータサイズの設定内容変更



1.オーディオデバイスの管理
1.1.以前のバージョンの場合
以前のバージョンでは再生中にオーディオデバイスが使えなくなるとエラー表示を出して音が再生されなくなります。
アマミキ111_waveout_error101

例えば、HDMIディスプレイ(写真内RDT233WX-Z)に出力している音をオンボードのヘッドフォン端子(写真内スピーカー)へルーティングしているときに、ヘッドフォンのプラグを抜いてしまうとエラーメッセージが表示され以後ヘッドフォンのプラグを挿しても音は再生されませんでした。


1.2.Ver1.03の場合
アマミキ! Ver1.03では再生中にデバイスが使えなくなってもエラーメッセージは表示されません。アマミキ!の処理は継続されます。
アマミキ112_waveout_error103

その後デバイスが使えるようになると、自動的に音が再生されます。
アマミキ113_reconnect

オーディオデバイスが使えなくなるケースとしてはヘッドフォンのプラグが抜かれたり、Bluetooth上のオーディオデバイスのバッテリーや電源が切れたり、電波遮断などがあります。
また、アマミキ!起動時に指定された再生デバイスが使えない場合、以前は規定のデバイスを使って再生するようになっていましたが、Ver1.03からは指定された再生デバイスが使えるようになるのを待つようになっています。
これは、例えばHDMIの音をヘッドフォンへルーティングしている場合にヘッドフォンのプラグを抜いた状態でアマミキ!を起動するとHDMIの音をHDMIへルーティングしてしまいループバックが起こる可能性があるので、そういったことを回避するための変更です。


1.3.録音デバイス
再生デバイスだけでなく録音デバイス側もプラグの抜き差しに対応します。ただし対応できるのは後で紹介するアマステを使った場合に限ります。




2.アマステ(AmaRec Stereo Mixer)
2.1.改名
Windows7でPC音を録音する「AmaRec Core Audio Capture」を「AmaRec Stereo Mixer」へ改名しました。
ライブ機能で使う「AmaRec Audio Capture」と名前が紛らわしいのでこれからはアマステと呼ぶことにします。
アマステを使うには同梱のライブ機能live_setup230.exeをインストールしてください。
アマミキ211_live_setup

なお、アマステはWindows7専用です。WindowsXPでは利用できません。


2.2.録音デバイスへ対応
アマミキ221_amaste_input

今まではスピーカーなどの再生デバイスからループバックするのが主な働きでしたが、Ver1.03からはライン入力やマイクと言った録音デバイスをアマステの入力端子として選択できるようになります。アマステの入力端子からマイクを選択した場合はアマミキ!動作中のプラグ抜き差しに対応します。
アマミキ222_input


2.3.HDMIデバイスへの対応
また、アマステ でHDMIデバイスの音声を録音していると、HDMIデバイスから音を出力するアプリケーションが無くなった場合、最後に再生された音がHDMIデバイスから鳴り続ける現象(HDMIオーディオデバイスの不具合と思われる)に対応しました。


2.4.サンプリングレート
新たに44.1kHz、96kHz、192kHzのサンプリングレートをサポートしました。
アマミキ241_アマステ


2.5.アンインストール
以前からライブ機能を使っていた場合、Ver2.30のライブ機能を上書きインストールすると「AmaRec Core Audio Capture」とアマステが両方使える状態になりますが、「AmaRec Core Audio Capture」の方は不要(邪魔)なので一度ライブ機能をアンインストールすることをお勧めします。
アマミキ251_coreaudio

アマミキ252_uninst




3.ライブ機能
Line:1からLine:4の最大4つまで同時に利用できるようになります。

3.1.使い方
最初に、同梱のライブ機能live_setup230.exeをインストールしてください。

次にアマミキ!の設定からライブ機能の出力欄でLine1からLine 4を選択します。(他のアマミキ!やアマレコTV Liveが使うLineと重ならないようにして下さい。)
アマミキ311_ライブ機能

Line:2からLine:4を使う場合は「フィルタ登録」ボタンを押してフィルタの登録を行う(配信ソフトから使えるようにする)必要があります。
使いたいAmaRec Audio Capture (Line)のチェックボックスをONにして下さい。
アマミキ312_ライブ機能登録

設定が終わってアマミキ!の右下に「ライブ待機中」と表示されたら次は配信ソフト側になります。
アマミキ312_ライブ待機中

配信ソフトを起動するとオーディオデバイス欄に登録したAmaRec Audio Capture (Line)が追加されていますので先ほど選択したLineを選びます。なおLine:1についてはLine標記がありません。
アマミキ313_ライブ機能配信ソフト側

配信ソフトで配信を開始するとアマミキ!の表示が「ライブ中(1)」と変わります。これで成功です。
アマミキ314_liverun

「ライブ中」にならないようならサンプリングレートが異なるか、Lineが異なっていますので確認してください。
また、同じLineを複数のアマミキ!(アマレコTV Live)が指定した場合は次のエラーメッセージが表示されます。
アマミキ315_ライブerror


3.2.複数アクセス
複数の配信ソフト(アプリケーション)からライブ機能にアクセスされている場合にアクセス数を表示するようになりました。「ライブ中(2)」の場合は2つのアプリケーションがアマミキ!のライブ機能にアクセスしています。
アクセスするアプリケーションが無くなると「ライブ待機中」に戻ります。
アマミキ316_ライブ機能接続数


3.3.FMEへの対応
Adobe Flash Media Live Encoder 3.1(以下FME)がライブ機能にアクセスした際、FMEを終了してもアマミキ!のステータスがライブ中のままになってしまうのに対応しました。




4.アロケータサイズの設定内容変更
以前はアロケータサイズとアロケータ数の設定で遅延とノイズのバランスをとっていましたが、Ver1.03からはアロケータサイズとオーディオレンダラーのプロパティにある目標反応時間で管理するようになります。アロケータ数の設定は殆ど意味を持たなくなります。

アロケータサイズの設定
アマミキ411_アロケータサイズ

目標反応時間の設定(オーディオレンダラーのプロパティ)
アマミキ412_オーディオレンダラープロパティ

目標反応時間の設定は音を聴きながらリアルタイムで調整できます。モニター部では現在の反応時間の値、再生サンプリングレートの実測値を確認できます。

基本的には初期値のアロケータサイズ40ms、目標反応時間30msで問題ないと思いますが、プチプチノイズがのる場合は目標反応時間を40ms位に上げてみてください。また、ノイズがのらない人はこれらの数値を減らすことで遅延を軽減できます。
詳しくはブログの記事を参照して下さい。
アマレコTV・アマミキ!用 オーディオレンダラーフィルタ Ver2.30a ベータ版
アマレコ・オーディオ・レンダラー デバックログとビデオキャプチャ編

※ 反応時間の設定は各再生デバイス共通(及びアマレコTV、アマミキ!も共通)となっています(一つしか設定を管理できない)。複数の再生デバイスを扱う場合は一番性能の悪い再生デバイスにあわせて設定してください。


ツイッター

ソフトウエアのバージョンアップ情報やブログの記事など最新情報をツイッターでお知らせするようにしました。
私のソフトウエアにはバージョンアップ通知が無いので、こちらをチェックして頂ければと思います。
https://twitter.com/amarectv


今回は試験的にブログでやっていた新バージョンの情報小出しをツイッターでやろうと思います。





 
 
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