マイコンソフトHDキャプチャカードの新ドライバ v1.1.0.140
http://micomsoft.co.jp/sc-512n1.htm
変更点
(1) 古いパソコンの特殊な解像度へ対応
(2) 未圧縮AVIでの録画に対応 (ビデオキーパー2)
(3) 画質調整プロパティの実装
(4) DirectShow解像度の一覧表示を、「固定式」から「検出式」に変更
(5) 疑似RGBモード追加
(6) 長時間の録画において音声がズレにくくなりました (ビデオキーパー2???)
(7) 法人向けに関する改善
(1)はX68000への対応です。
(2)この記事の最後 に書かれているようなケースへの対応と思われます。業務用途なので一般の利用者には関係ないでしょう。
(3)は一般の利用者でも恩恵を受ける部分なので後述します。
(4)は一見デメリット(それも致命的な)と読み取りましたが、実際はそうでもなさそうです。後述します。
(5)はYUY2でキャプチャしたものをソフトウエア処理によりRGBへ変換するとのことなので、以前私が試用したアルファ版から進展なさそうです。現状、このフォーマとを選択する意味はありません。むしろ、YUY2でキャプチャしたものはYUY2のまま扱うほうがロスが少ないので「疑似RGB」は使わない方がいいと思われます。
(6)はドライバレベルの改善なのかビデオキーパー2の改善なのか不明です。
(7)は一般の利用者には関係なさそうです。
と言うことで、一般の利用者が関係するのは3,4なのでそのあたりを試してみました。
新ドライバ v1.1.0.140

画質調整のプロパティ

このプロパティが使えるようになった
調整なし

調整あり (明るさを下げて、コントラストと鮮やかさを上げた場合)

今回はPlayStation4をHDMIで接続してデジタルキャプチャしているので正確なキャプチャ結果を望む場合、調整する必要は無いと思いますが、このプロパティを使って好みの画質へ調整できます。
最後に一番気になるフォーマット一覧の仕様変更です。
文面を見ると
「ゲーム機を起動して解像度が確定してからアマレコTVを起動しないと使えなくなった。」
「アマレコTV起動中にゲーム機の解像度が変化したら、その都度、アマレコTVを再起動しなければならなくなった(プリセットの切り替えでは対応できない、もしくはエラーが発生する)。」
と読み取れたので絶望感が漂いましたが、あくまで特殊な解像度(「1024x600」、「640x400」、「640(512)x384」など)を使う場合の話のようなので、1080p、720p、480pなどは常にリストに存在していて今まで通りの使い方ができます。

ゲーム機の電源を切って、No Signal状態でアマレコTVを起動しても一般的な解像度は今まで通り選択できる。
まとめ
いろいろな機能が追加されたように見えますが、一般の利用者に恩恵があるのは画質調整の一点のみと思われます。
ちょっと使った限りではデメリットを感じなかったので、画質調整が必要な人は試してみてはいかがでしょうか。