アマレコTV4 ライブ機能 64bit ベータ版
64bit版の配信ソフト等で以下の2つのフィルターが使えるようになります。
・AmaRec Video Capture x64 Ver4.11
・AmaRec Audio Capture x64 Ver4.11
OBS Studio 64bit版での使用例

64bit用にコンパイルし直しただけなので内容は32bit版のlive_setup300に含まれるフィルターと同じです。
現在はベータ版で、十分なテストを行っておりません。
問題が生じても自力で対処できる方のみご利用下さい。
また、インストーラーは同梱していません。
同梱されている live411_install.bat および live411_uninstall.bat を参考に手動で導入してください。
日本語が含まれるフォルダ等では使えない可能性があります。
ダウンロード
UtVideo T2が公開
或るプログラマの一生 [UtVideo] バージョン 19.0.1
今までのUtVideoはハフマン圧縮をメインとしていて昨今のCPUではあまり効率よく処理できず、処理速度的には頭打ち状態でしたが、UtVideo T2ではハフマン圧縮から離れSIMD処理を軸とした仕組みへと転換した模様。
これにより大幅な高速化を達成できたとのことなので、簡単に試してみました。
■処理速度について
YUY2(YUV4:2:2)をHaswell(AVX2)で処理した場合の評価です。
エンコードはAMV4:DY3が約1割早い
デコードはUtVideo T2が約1割早い
これくらいの差になると調整の範疇(圧縮効果と処理速度のトレードオフなど)と思われるのでAMV4と同等の高速処理を達成できたとみていいかと思います。
いずれもシングルスレッドで4K(YUY2)を60fps以上処理する能力があるため処理速度の面では十分な性能です。
■圧縮効果について
無圧縮の画像に対し何分の1に圧縮できるか(ファイルサイズをどこまで小さくできるか)の評価です。
サンプル1:比較的画質が悪かったり、大きく動く映像であるため、どのコーデックにおいても圧縮しにくいサンプル。
Mystery of the Nile
Youtube
サンプル2:画質が良く、動きが少ないため圧縮しやすいサンプル。
The Discoverers (IMAX)
Youtube
圧縮モード | サンプル1 圧縮しにくい | サンプル2 圧縮しやすい | |
UtVideo T2 Ver19.0.1 | UMY2 | 3.12 | 4.10 |
AMV4 Ver4.10 | DY3 | 3.09 | 4.95 |
圧縮しにくいサンプル1ではUtVideo T2:UMY2がわずかに良い
圧縮しやすいサンプル2ではAMV4:DY3が大幅に良い
■まとめ
圧縮しにくい映像サンプルではAMV4:DY3とUtVideo T2の性能は処理速度、圧縮効果ともにほぼ同等なので驚いた。
一方、圧縮しやすい映像サンプルではAMV4:DY3がまだまだ有利なので安堵した。
AMV4ではフレーム間圧縮や二次圧縮と言った圧縮効果を高めるための仕組みが既に含まれていますので、その差がまだまだあると感じました。UtVideo T2もこれから圧縮効果を高める仕組みに取り組んでいくかと思うので、圧縮効果をどこまで高めることができるか、また、圧縮効果を高めた時に処理速度を維持できるかと言ったところがポイントになっていくと思います。