アマレコVR gQuest & Pico Ver1.20 ベータ版公開
主に、検索機能とリストソートなどです。Oculus GO、Oculus Quest用のアマレコVR gQuestとPico G2 4K用のアマレコVR for Picoおよび、アマレコVR サーバー Ver1.20となっています。
1.更新内容
1) 検索機能、検索リストを実装しました
2) チャンネル内検索を実装しました
3) ファイル捜索を実装しました
4) リストソート(ファイル名、タイムスタンプ、日にち)を実装しました
5) メモリ、フォルダ作成を実装しました
6) サブ画面の位置を4つまで保存できるようになりました
7) 音量、YUV・RGB変換の設定を保存するようになりました
8) サーバー側へログ出力を追加しました
9) サーバー側へアプリ生存確認、スリープ、強制切断を追加しました
10) ABCバグを修正しました
11) 10秒程度再生が止まる可能性がある不具合を修正しました
2.説明
■検索機能
検索ワードを使ってサーバー側のファイルを検索します。
ファイル画面でファイルを選択した後、画面下のファイル名の部分で検索ワードを設定できます。

検索ワードを設定したあと「検索」ボタンを押すとサーバー側で検索処理を開始します。
検索結果は(初期値の場合)チャンネル7の検索リストへ追加されます。
検索処理はサーバー側で行います。VRデバイスの内臓ストレージは検索できません。内臓ストレージについてはチャンネル内検索を使ってください。
サーバー側のチェンネル設定のどこか一つに検索リストが設定されていないと検索できません。

検索対象となるフォルダは「SearchFolder1.vrl」で指定します。

初期状態でチャンネル1からチャンネル8までの設定にでてくるフォルダ(PCフォルダおよびプレイリスト内のフォルダ)を検索するようになっていますので、そのままお使いください。チャンネル設定に無いフォルダを検索対象へ加えたい場合は「SearchFolder1.vrl」をメモ帳で編集してください。
チャンネル設定が「PCフォルダ」の場合、サブフォルダは検索しません。
アマレコVRサーバーVer1.00に同梱していた「SearchFolder1.vrl」から内容が変更されていますので、Ver1.20同梱の「SearchFolder1.vrl」を上書きしてください。
■チャンネル内検索
現在再生しているチャンネル内で検索ワードが含まれるファイルを探し再生します。
検索ボタンの隣にある上下の三角ボタンで次、または前のファイルを再生します。
検索リスト、および「SearchFolder1.vrl」は使いません。
■ファイル捜索
サーバー側で同じファイル名のファイルを探します。
主にお気に入りリストで、古い動画などファイルの保存場所が変わって再生できない場合に使います。
ファイル画面のリスト上で捜索したいファイルを選択(複数可)したあと、右側にあるメニューから「捜索」ボタンを押すとサーバー側で捜索処理を開始します。
捜索対象となるフォルダは「SearchFolder1.vrl」で指定します。
VRデバイスの内臓ストレージは捜索できません。
■リストソート
PCフォルダまたはプレイリストに設定したチャンネルでファイルの並びを指定します。

チャンネル選択ボタンの左側にあるチャンネルメニューをクリックして設定します。
「タイムスタンプでソート」はファイルの更新日時でソートします。
「日にちでソート」は時間までは考慮せず日付のみでソートします。同じ日付の場合は第2項目としてファイル名でソートします。
検索リスト、お気に入りリスト、VRデバイスの内臓ストレージはソートできません。
■メモリ機能
フォルダ移動先のパスを登録することができます。通常のファイル移動で1ステップずつ操作するのが面倒な場合に使います。

登録したいパスにあるファイルを選択してから、「メモリ」ボタンを押して表示されるメニューから登録します。
登録はAドライブからZドライブまで、それぞれ2か所登録できます。
■フォルダ作成
選択したファイルのあるフォルダにサブフォルダを作成します。
作成するフォルダ名はあらかじめサーバー側の「フォルダ作成リスト」で設定します。または、検索ワードを使ってサブフォルダを作ることもできます。
■サブ画面プリセット
サブ画面の位置を4つまで設定できるようになりました。

「プリセット」ボタンを押して表示されるメニューから登録先を選択します。
登録したサブ画面の位置はS[1]からS[4]で選択します。
アマレコVR サーバー Ver1.20


■ログ出力
サーバー側でログファイル「AmaRecVR Server[Log].txt」を作成します。
ログファイルへは接続、切断した日時や再生したファイル、お気に入りへ追加した、ファイルを移動した等を記録します。
■アプリ生存確認
通信が一定時間(初期値120秒)行われない場合にサーバー側から強制切断します。
■スリープ
「PCマウスを使う」がONの場合にVRデバイスの電源ボタンを押す等でVRデバイスがスリープ状態になった(アマレコVRアプリの処理が一時的に止まった)際にサーバー側のマウス操作のロックを解除してPC側の操作をできるようにします。
VRデバイスのスリープが解除されアマレコVRの処理が再開された場合は、サーバー側のマウスもロックされ再びPC操作はできなくなります。
■強制切断
サーバー側から通信を強制的に切断します。CTRL+Shift+Alt+キーボードのSキーを押すと強制切断します。
また、「PCマウスを使う」がONの場合にマウスの左と右を15秒以上押し続けても強制切断できます。
3.補足
今回はアマレコVRサーバーの通信プロトコルも変更されました。アマレコVRサーバーVer1.00とは互換性がありませんので、サーバー、アプリともにVer1.20以降をご利用ください。
サーバー側の設定ファイルはそのまま使えますので、すでにアマレコVRサーバーVer1.00を使っている場合は「AmaRecVRServer.exe」と「SearchFolder1.vrl」を上書きしてください。
4.ダウンロード
・アマレコVR gQuest Ver1.20
Oculus GO、Oculus Quest用
・アマレコVR for Pico Ver1.20
Pico G2 4K用
・アマレコVR サーバー Ver1.20
gQuest、Pico共通
以上
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2019.12.29追記
サーバー側でパスワードを設定すると通信エラーになって使えない不具合がみつかりました。
来週あたりに修正版を公開する予定ですが、それまではパスワードを設定せずにご利用いただくか、前のバージョンをご利用ください。
ご報告ありがとうございました。
Oculus Quest ハンドトラッキング機能実装

まだ慣れていなこともあって、腫れ物に触るような慎重な操作を必要とし、思ったより使い辛い印象です。
「VR動画をハンドトラッキングのみでサクサク快適に視聴する」というのは現段階では無理な気がします。
アマレコVRではPCマウス主体で操作しつつ、左手(右手)でサブ画面の移動などの補助的な使い方になりそうです。
コンソール画面を出さずに左手で「つかんでポイ」的な操作でサブ画面の移動ができたら、それだけでも便利かもしれないですが、バッテリー消費とのトレードオフとして成立するかどうかは微妙と言ったところでしょうか。
実用性よりはデモンストレーション的な意味合いが強いものになるかと思います。