アマレコVR gQuest Ver1.30 使い方2 ファイル名変更機能
■ファイル名編集画面

ファイルリストでファイルを選択して「フイル名編集」ボタンで表示される「ファイル名編集」画面です。
ファイル名編集画面ではファイル名の変更のほかに、テキストボックスや登録してあるワードを使って動画ファイルを検索することもできます。
なお、文字入力はあらかじめ登録してあるワードのみとなります。ソフトウエアキーボード等は使えません。
■各ボタン、メニュー
「キーワード」は任意のワードを登録したり入力します。
「タグ」は主にファイルへ追加するVRフォーマットを登録します。ファイル画面にある「タグ挿入」と共通です。
「検索ワード」は主に検索でよく使うワードを登録します。ファイル画面にある「検索リスト」と共通です。
その他のワードは「あ」から「を」へ登録します。
「コピー」は選択した文字列をファイル画面の検索ワードへ設定します。
「貼り付け」はファイル画面の検索ワードをテキストボックスへ入力します。
右下の「ファイル検索」ボタンでテキストボックスの文字列を使って動画ファイルを検索することができます。
検索結果は検索リスト(通常チャンネル7)へ追加されます。
また、ワードリストのメニューから「ファイル検索▽」を選択すると各ワードで検索できます。
■ワードリスト・メニュー

登録済みのワードをテキストボックスへ入力するほかに、テキストボックスで選択した文字列をワードリストへ追加したり、
登録したワードで動画ファイルを検索したり、登録済みのワードを削除することができます。
■ワードリストの編集
ワードを一つずつ登録するのが面倒な場合は、メモ帳を使って、サーバー側で編集できます。


#dat [Key] [word1] [word2]...
「#dat」で始め、次にキー[Key]、そのあと複数のワードを記述します。
それぞれ半角スペースまたはタブで区切ります。
各文字列は”で括ります。(文字列内に半角スペースが無い場合は”で括らなくても可)
一行は256文字以内、10個程度のワードを記述できます。(個数に制限はありませんが、一行が256文字以内になるようにしてください)
同じ[Key]に11個以上のワードを登録する場合は複数行に分けて記述してください。
[Key]一覧
Keyword:キーワード
Tag:タグ
Search:検索ワード
MakeFolder:フォルダ作成リスト
あ~を:「あ」から「を」のリスト
■タグ挿入
ファイル名の最後にタグを追加します。
ファイル名変更でもファイル名の最後にタグを入力できますが、こちらは複数のファイルを選択してまとめて挿入することができます。

■変更したファイル名や挿入したタグを元に戻す
「移動元へ戻す」でファイルのフォルダ移動だけでなく、ファイル名の変更も元に戻ります。

■ファイル名の変更について
アマレコVRではマーカー、VRフォーマット、お気に入りリストなどでファイル名が使われています。
ファイル名変更機能はこれらと整合性を保つようになっていますが、アマレコVR以外でファイル名を変更した場合、
マーカーが読み込め無くなったり、お気に入りリストから外れてしまいますので注意してください。
■ファイルAに含まれる文字列をファイルBへ入力したい
1) ファイル画面でファイルAを選択、続いてファイル名の文字列を選択し検索ワードに設定します。

2) 次に、ファイルBを選択し「ファイル名編集」ボタンを押して、ファイル名編集画面を表示します。
3) 「貼り付け」ボタンで先ほど選択した検索ワードを入力することができます。

ファイル画面の検索ワードがクリップボードの役割を担っています。
同様にファイル名編集画面で文字列をコピーした場合も、ファイル画面の検索ワードへコピーした文字列が設定されます。
アマレコVR gQuest Ver1.30 使い方1 サブカメラ
サブカメラ機能はカメラをどの方向へ向けるかの「サブカメラ設定」と、それを表示するための「サブ画面の位置設定」の2つからなり、コンソール画面の下部で行います。

■サブカメラ設定

「サブカメラ」ボタンでサブカメラの表示/非表示を切り替えます。
「向き 縦」と「向き 横」をドラッグしてカメラの向きを調整します。
向きの調整は縦を先、そのあと横を調整してください。
「横型」、「4:3」、「縦型」でサブ画面の形状を選択します。
「視野角」でカメラの撮影範囲を広げたり、狭めたりといった調整をします。視野角を広げ過ぎると画像が歪みます。
「位置 X」でカメラの横位置を微調整します。大きく動かすと画像が歪みます。
視野角と位置Xの隣にある「R」でそれぞれの設定をリセットします。
「リセット」でサブカメラの設定を全てリセットします。
「Cancel」でコンソール画面を表示したときの状態までサブカメラ設定を戻します。
■サブ画面の位置設定(コンソール画面)

従来からあるサブ画面設定と基本同じですが、サブプレイヤーとサブカメラの2つを扱うようになったことと、コンソール画面では簡易設定のみとなり、詳細な設定は「サブ画面設定」画面で行うように変更されました。
コンソール画面による位置設定はサブプレイヤーとサブカメラの両方が一緒に動きます。片方のみを動かしたい場合は詳細設定となります。
「位置 Z α」はZ座標を移動した後に、見た目の大きさやX、Yの位置関係がなるべく変わらないように自動調整します。(見た目をほぼ変えずにZ座標(視差)の調整ができます)
「リセット」はサブプレイヤーとサブカメラの両方のサブ画面の位置設定をリセットします。
「Cancel」はコンソール画面を表示したときの状態までサブ画面の位置設定を戻します。
■サブ画面設定(詳細設定)

右上の「Player」と「Camera」にてサブプレイヤー用のサブ画面を設定するか、サブカメラ用のサブ画面を設定するかを選択します。
「Stereo」を選択すると視差のあるVR画像を見ながら調整できます。見づらい場合は「Mono」にしてください。
「一緒に動かす」のチェックボックスをOnにすると、位置調整の際、サブプレイヤーとサブカメラの両方が一緒に動きます。Offだと選択したサブ画面だけが動きます。
「位置 Z α」はコンソール画面の「位置 Z α」と同じですが、詳細設定ではマウスのホイール(VRコントローラーのパッド左右、スティック左右)、で微調整できます。
また、右下にカメラとサブ画面の位置関係を示す概念図が表示されます。
「位置 Z α」は見た目がほとんど変わらないように制御するため、何の設定を行っているか非常に解り辛いものとなっていますので、概念図で確認してみてください。
■プリセット

「プリセット」ボタンを押すとサブ画面の位置設定の登録、読込のメニューが表示されます。
基本的には、サブプレイヤーとサブカメラの両方を一緒に保存したり、読み込みます。
プレイヤーのみを登録したり、読み込みたい場合はメニューの2列目、サブカメラのみを操作したい場合は3列目の項目を選択してください。
なお、サブプレイヤーとサブカメラの両方を読み込む場合は設定画面にある「S[1]」から「S[4]」です。
■縦型画面

bigbuckbunny.org
サブカメラを縦型にすることで、メインとなるVR画面で顔の方を見ながら、サブカメラで全体を見ることができます。
また、Ver1.30から縦型動画(アスペクト比が横9、縦16)へも対応しました。
アマレコVR ベータ版 予告 サブカメラ機能

bigbuckbunny.org
サブカメラは、HMDに合わせて動くメインカメラとは別に、VR空間の任意の方向へ向けることができるカメラで、サブカメラの映像はサブ画面へ表示されます。
サブカメラ機能はVR空間の上の方と、下の方をなるべく頭を動かさずに見たい場合などに有効で、車のバックミラーやサイドミラーのような機能となっています。また、サブカメラの映像には視差がないので、VR動画で極端に近くを見ようとして視差が合わないようなシーンでもサブカメラではっきり見ることができます。
今回からサブ画面はサブプレイヤー用と、サブカメラ用の2つ構成になり、2つ同時に使うことができます。
アマレコVR ベータ版 予告
細かい追加、変更が多数ありますが、大きな内容は次のようになります。
1) ファイル名編集、変更を追加
2) サブカメラ機能を追加
3) PCフォルダの設定をVR上で変更できるようになる(エクスプローラーモード)
4) ファイルリスト取得処理の高速化(起動時間短縮、通信プロトコル全面見直し)
公開まではまだ1か月程度かかる見込みです。
ベータ版の後はUIの全面みなおしの後、オンラインヘルプを作って正式版となる予定です。