アマレコVR2 Ver2.0.0 その1 変更点
明らかに動画を保存していないフォルダやシステムフォルダをリストから除外します(表示しない)。
#ignore_cmp [フォルダ名]
フォルダ名が完全に一致する場合に除外します
#ignore_sub [文字列]
部分的に一致した場合に除外します
#ignore_start [文字列]
フォルダ名の先頭が一致した場合に除外します
#ignore_end [文字列]
フォルダ名の最後が一致した場合に除外します
#ignore_system
システムフォルダ属性、非表示属性のフォルダをリストから除外します
【使用例】
#ignore_system
システムフォルダ属性、非表示属性のフォルダをリストから除外します
#ignore_cmp "Windows"
「Windows」フォルダをリストから除外します
#ignore_sub "Program Files"
「Program Files」、「Program Files (x86)」等”Program Files”が含まれるフォルダをリストから除外します
#ignore_start "$"
"$"で始まるフォルダをリストから除外します
■フォルダ蘭のテキストを選択できるようになりました
ファイル画面のファイル名蘭だけでなく フォルダ蘭も検索に使うテキストの選択が可能になりました

■スクリーンサイズや再生速度等のプリセット設定をアプリ上で行うように変更
■プレイヤー設定に「トリガー1回で再生する」を追加
従来通り トリガー2回で再生する場合はチェックボックスをOffにしてください。

■UIチルト機能を追加
UI表示時に 向き調整が割り当てられているボタン(初期値でグリップボタン)の長押しでUI表示位置を上下に調整できるようになりました。
代わりに、デバイス設定にあったUIチルト設定は廃止になりました。
■ディスプレイ周波数の初期値を60Hzに変更
AmaRec Playerで60fpsや30fpsの動画を視聴する場合は60Hzまたは120Hz(Quest2のみ)にしてください。
AVPro Videoで視聴する場合は できるだけ高い設定にしてください。
■ボタン設定の追加機能

[Drag]向き調整(回転):正面リセット
上下左右だけでなく、Z軸回転の調整もできます。
[Drag]正面リセット:チルト
ボタンを押してすぐに離すと正面をリセット。
ドラッグすると上下方向の向きを調整できます。
■リスト内の再生ファイルを示す プレイマーカーおよびプレイアイコンを追加
リストの左端とスクロールバーへ再生中のファイルを示すプレイマーカーが追加されました。
また、カタログ機能のレイアウト設定により再生中の項目へプレイアイコンを表示することができます。

■メインプレイヤーボタン、サブプレイヤーボタンを押した際の動作を変更
1回押しただけでは メイン・サブを切り替えるのみとなります。
切り替えた後、もう一回ボタンを押すと再生中のファイルへ リストの表示位置を移動します。
■VRフォーマットを個別に管理する設定ファイルを廃止
VRFormatフォルダ内の拡張子vrfのファイルは廃止になりました。
個別の動画ファイルに対しVRフォーマットを指定するにはタグ機能を使ってください。
また、自動チェックボックスをOffにすると タグや自動判定処理を無効にできます。
自動チェックボックスはメインプレイヤーとサブプレイヤーのそれぞれにあります。
基本的には自動をOnにして使ってください。どうしても異なるVRフォーマットが選択されてしまう場合に一時的に自動をOffにします。

■アマレコVRサーバーのメイン画面へ使えるIPアドレスを全て表示するようになった

使えるIPアドレスが一通り表示されますが、有線LANアダプタへ割り当てられているIPアドレスを調べて使ってください。
WiFi等の無線ネットワークアダプタへ割り当てられているIPアドレスを使ってしまうと、PCとOculus Questで限られた電波を奪い合って共倒れになる可能性があります。
無線しかないノートPCでサーバーを運用する場合も、USB接続の有線LANアダプタの使用をお勧めします。
アマレコVR2 All New Quest ベータ版 公開
※ 既存のアマレコVR gQuestとは別アプリとしてインストールされます。
デバイス設定などは初期値にリセットされます。
1.更新内容
1.1.主な更新内容
・新プレイヤー機能AmaRec Player実装
・サムネイルを使ったカスタマイズ可能なカタログ機能
・ハンドトラッキング機能
・Oculus Quest 2の120Hzへ対応
・Oculus GO、Pico 非対応
1.2.そのほかの更新内容
・PCフォルダリスト(PCFolderList.vrl)に無視コマンド追加
・ファイル画面のファイル名蘭だけでなく フォルダ蘭も検索に使うテキストの選択が可能になりました
・スクリーンサイズや再生速度等のプリセット設定をアプリ上で行うように変更
・プレイヤー設定に「トリガー1回で再生する」を追加、従来通り トリガー2回で再生する場合はチェックボックスをOffにしてください
・UI表示時に 向き調整が割り当てられているボタン(初期値でグリップボタン)の長押しでUI表示位置を上下に調整するUIチルト機能を追加
・デバイス設定のUIチルト設定を廃止
・ディスプレイ周波数の初期値を60Hzに変更
・ボタン設定へ 「[Drag]向き調整(回転):正面リセット」と「[Drag]正面リセット:チルト」を追加
・リスト内の再生ファイルを示す プレイマーカーおよびプレイアイコンを追加
・メインプレイヤーボタン、サブプレイヤーボタンを押した際の動作を変更
・VRフォーマットを個別に管理する設定ファイル(VRFormatフォルダ内の拡張子vrfのファイル)を廃止
1.3.アマレコVRサーバー更新内容
・通信プロトコル更新(200)
・サムネイル機能実装
・メイン画面のサーバーアドレスへ 使えるIPアドレスを全て表示するように変更
1.4.既知の問題
・AmaRec Playerで再生開始時に 前に再生していた画像が一瞬表示されてしまう
・ファイル画面右下に表示している温度が常に0度
・サムネイルプレイヤー再生中に 画面が乱れる場合がある
・サムネイルプレイヤーの再生が出来なくなる場合がある(アプリを再起動しないと回復しない)
2.新機能の紹介
欠落フレームがほとんど生じない 滑らかな再生を可能にする AmaRec Player機能

サムネイルを使ったカスタマイズ可能なカタログ機能

ビットレートやコーデック名など情報中心のレイアウト

サムネイル画像のみのレイアウトや 左側のコマンドリスト(フォルダリスト)のカスタマイズも可能

メモ帳でレイアウトに関する様々なカスタマイズが可能

VR動画内で自分の手を表示する ハンドトラッキング機能

Oculus Quest2の120Hzへ対応 AmaRec Playerと合わせて120Hzのトラッキング状態で、60fpsの動画をキッチリ再生可能

3.簡易説明
ここでは最低限必要な説明のみ、詳細は後日説明します。
3.1.FFMPEGの導入
サムネイル画像を作るのにWindows版のFFMPEGを使うことができます。
FFMPEGが無くてもサムネイル画像を作ることはできますが、その場合、サムネイル画像を自動生成できるのはファイル画面を表示している間だけとなり、少しずつしか作成できません。
サーバー側へFFMPEGを導入すると、動画視聴中やアマレコVRを使っていない間でも大量にサムネイル画像を自動生成することができます。
【FFMPEG導入方法】
・アマレコVRサーバーのフォルダへ「ffmpeg」フォルダを作成
・Windows 64bit版のFFMPEGをダウンロード
https://github.com/GyanD/codexffmpeg/releases/tag/2020-12-20-git-ab6a56773f
ffmpeg-2020-12-20-git-ab6a56773f-full_build.zip
・解凍してできたbinフォルダ内のffmpeg.exeとffprobe.exeを
先に作ったアマレコVRサーバーのffmpegフォルダへコピー
・アマレコVRサーバーの設定にある「FFMPEGを使う」をON
・使っていない間にサムネイル画像を大量に作成するには、サーバー側の設定画面にある「サムネイル作成」ボタン
アマレコVRサーバーのフォルダへ「ffmpeg」フォルダを作って ffmpeg.exeとffprobe.exeをコピーする


3.2.ハンドトラッキング機能の使い方
VR空間内に自分の手を表示します。
親指と人差し指をくっつけて操作することもできますが非常に誤操作(誤判定)が多いため操作は無効の状態で使うことをお勧めします。現状は、VR空間へ自分の手を表示することが主目的となっています。
【使い方】
・Oculus Questの設定画面でジェスチャーコントロールを有効にする
・手とコントローラーの自動切り換えを有効にする
・アマレコVR2 を起動する
・VRコントローラーまたはPCマウス操作でコンソール画面の「ハントラ 表示」をOnにする
・VRコントローラーを置いて HMDの正面で手を動かせば手の画像が表示されます
・VRコントローラーの操作に戻す場合は VRコントローラーを持って何かしらのボタンを押してください



アマレコVR2の設定の「ボタン 音量」設定でHMDのボリュームボタンへ「ハンドトラッキング 表示」を割り当てると
動画視聴中に本体のボリュームボタンで素早く切り替えることができます。

3.3.アマレコVRサーバーの設定を引き継ぐ場合
・AmaRecVRServer.exeを上書きコピー
・Layoutフォルダをコピー
・PCFolderList.vrl 内の無視コマンド部を必要に応じてコピー
または 変更を加えていないなら PCFolderList.vrl 自体を上書きコピー
・VRFormatフォルダ内の拡張子vrfのファイルは不要になるのでVRFormatフォルダごと 削除
4.ダウンロード
・ アマレコVR2 Ver2.0.0
・ アマレコVRサーバー Ver2.00
AmaRec Player 検証用サンプル動画
・ 60fpsサンプル動画
・ 30fpsサンプル動画
