アマミキ! 使い方
基本的な使い方として次の事を説明します。
(1) WindowsXPでPCゲームの音とUSBマイクの音をミキシングしてAdobe Flash Media Live Encoderで配信する。
(2) Windows7でPCゲームの音とUSBマイクの音をミキシングしてAdobe Flash Media Live Encoderで配信する。
注意
現在アマミキ!はWindows Vista/7に完全対応していません。
使えない事はありませんが、WindowsXP用のアプリケーションとして作られていますのでWindows Vista/7で利用する場合はそれぞれのOSでWindowsXPのアプリケーションを使う際の注意事項を良く理解した上でご利用ください。
ダウンロード
アマミキ!はアマレコTV付属のユーティリティソフトです。本体はアマレコTVになりますのでダウンロードは最新版のアマレコTVベータ版 Ver1.15(公開は後日)をダウンロードして下さい。
ダウンロードしたamarectv.zipを解凍して出来るamamix.exeがアマミキ!です。
インストール
解凍した中にあるlive_setup.exeを実行してアマレコTVのライブ機能をインストールして下さい。

インストールに関しては表示されるメッセージに従って下さい。
※ライブ機能を使わない場合はインストールしなくてもアマミキ!は利用可能です。
参考:ライブ機能で出来る事
(1) 配信ソフトを使った動画配信
(2) Windows7でPC内部の音を録音する
(3) アマレココ、アマレコ・ライトでアマミキ!の音を使って録画する(後日対応予定)
アンインストール
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から”AmaRecTV Live”をアンインストールして下さい。
実行
amamix.exeを実行すると次の画面が表示されますので、録音デバイスを選択してください。

Windows Vista/7の場合は次のメッセージが表示されます。アマレココのFAQを見て注意事項を良く確認して下さい。

録音デバイスの選択
録音デバイスとは例えばPCゲームの音、USBマイクの音、CDの音、ライン入力の音と言った録音したい音の事です。
ここではPCゲームの音とUSBマイクの音を扱う場合を例に説明します。
WindowsXPの場合
WindowsXPの場合PCゲームの音はサウンドカード(またはオンボード)のステレオミックスを使って録音する事ができます。一番左のキャプチャデバイス欄でサウンドカードの名前を選び、その下で「ステレオミックス」を選び、最後に「smp=48000, bit=16, ch=2」を選択して下さい。
次にUSBマイクを設定します。
隣りのキャプチャデバイスでUSBマイクを選び、その下の入力は「マクロフォン」を選びます。最後に「smp=48000, bit=16, ch=2」を選択。smp=48000が無い場合は48000に一番近い値のモノを選択して下さい。

ここまで出来たら設定完了です。右下の「OK」ボタンを押して下さい。
Windows7の場合
Windows7でPCゲームの音を録音するにはライブ機能の「AmaRec Core Audio Capture」を使います。
一番左のキャプチャデバイスで「AmaRec Core Audio Capture」を選び、その下でゲーム音の再生に使っているスピーカーを選び、最後に「smp=48000, bit=16, ch=2」を選択します。
※AmaRec Audio CaptureというCoreが付かないモノもありますので間違えないよう注意して下さい。
※AmaRec Core Audio CaptureはWindows7専用です。WindowsXPでは表示されません。
次にUSBマイクを選択します。
隣りのキャプチャデバイスからUSBマイクを選び、その下の入力は「マスター音量」を選び、最後に「smp=48000, bit=16, ch=2」を選択します。smp=48000が無い場合は48000に一番近い値のモノを選択して下さい。

以上で完了です。設定画面右下の「OK」ボタンで設定を保存します。
AmaRec Core Audio Captureを使っていると次のエラーがでる場合があります。

この場合はパソコン側の設定が必要です。
(1) アマミキ!の設定画面の録音デバイスにある「コントロールパネル」ボタンを押す。
(2) 再生タブの画面を表示する

(3) 音を出しているスピーカーを選択して右下の「プロパティ」ボタンを押す。
(4) 詳細タブでフォーマットを"DVDの音質(2チャンネル、16ビット、48000Hz)"にしてOK。

メイン画面
メイン画面が表示されたら一番下のステータス欄の左が「動作中」、右側が「ライブ待機中」となっている事を確認して下さい。

「動作中」以外の場合は何かしらエラーが表示されたと思いますので、設定を良く確認して下さい。
「ライブ無効」となっている場合は設定画面の「ライブ機能」でライブ機能を有効にして下さい。
また、ライブ機能がインストールされていない場合はインストールして下さい。

メイン画面の操作
アマミキ!のメイン画面で出来る事は各音のボリューム調整とスピーカーから鳴らす音のON/OFF、および配信に使う音のON/OFFです。
まずはPCゲームやマイクで大きな音を出してボリュームメーターが緑の範囲に収まるようボリュームを調整して下さい。(黄色いところまでいってるとミキシングしたときに音が割れる場合があります。)

スピーカーから鳴らす音の設定はPCゲームの音をOFF、マイクの音も再生されると使いづらいのでOFFにします。配信側の設定はPCゲーム、マイク共ONに設定します。

ボリュームを最大にしてもマイクの音が小さ過ぎる場合は、メニューの「ツール」からマイク・ブーストの倍率を上げてみて下さい。

補足:マイク・ブーストはどうしても音が大きすぎる場合に倍率を下げる事も出来ます。しかし、マイク・ブーストを使うと音質が低下する場合がありますので、出来る限りメイン画面のボリュームで調整するようにして下さい。マイク・ブーストはどうしても調整できない場合の最終手段といった位置付けです。
以上でアマミキ!の配信準備は完了です。なお、アマミキ!のウインドウを最小化するとタスクトレイに収納しますが、Windows7の場合はトレイの奥に入ってしまう場合がありますので、「アマミキ!の画面が消えた!」って思ったらトレイの奥を確認してみて下さい。


配信ソフトの設定
続いて配信ソフト側の設定です。
ここではAdobe Flash Media Live Encoder(以下FMLE)を例に説明します。
FMLEを起動してVideoのDevice欄で適当なビデオソースを選択します。
適当なビデオソースが無い場合は「AmaRec Video Capture」を選択して下さい。
次にAudioのDevice欄で「AmaRec Audio Capture」を選択します。
Windows7の場合はAmaRec Core Audio Captureと間違えないよう注意して下さい。

FMLEで「AmaRec Audio Capture」を選択するとアマミキ!のステータス欄が「ライブ中」に変わり、アマミキ!でミキシングした音がFMLEに転送されます。後はFMLEの配信設定をしてスタートボタンを押せば配信できます。

次回からは・・・
次回からはアマミキ!を先に起動 → FMLEを起動 → 配信スタートの流れで利用できます。
基本は「アマミキ!を先に起動してライブ待機中にしておく」というのだけ押さえておいてください。
FMLEを先に起動してアマミキ!を後にした場合は上手く行かない(ライブ中にならない)場合がありますので注意して下さい。
以上基本的な使い方さえわかれば、マイク2本を使った配信や、BGMを加えた配信、ボイスチャットの管理など様々なケースに対応できると思いますので是非活用してみて下さい。
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規定の再生デバイスを増やしたい
Win7を使っています。普段Realtek Degital Output (Dolbee設定)を既定の再生デバイスにしていますが、時々HDMIで音声をさせて位場合があります。 サウンドのプロパティからの変更が面倒なので、Degital OutputとHDMIを同時に再生デバイスとして設定できるソフトを探しています。もし、アマミキの場合、HDMIからの入力のようですが、こんな目的にもつかえるでしょうか?
よろしくお願いいたします。
では、失礼いたします。
Re: 規定の再生デバイスを増やしたい
> Win7を使っています。普段Realtek Degital Output (Dolbee設定)を既定の再生デバイスにしていますが、時々HDMIで音声をさせて位場合があります。 サウンドのプロパティからの変更が面倒なので、Degital OutputとHDMIを同時に再生デバイスとして設定できるソフトを探しています。もし、アマミキの場合、HDMIからの入力のようですが、こんな目的にもつかえるでしょうか?
>
> よろしくお願いいたします。
> では、失礼いたします。
アマミキ!から既定のデイバイスの変更はできません。
Dolbeeについてはちょっとわかりません。使い方次第ではないでしょうか。
アマミキ!はPCMステレオ専用なのでそのあたりは注意して下さい。
アマミキ!の入力はHDMIに限らずどのデバイスでも使えるので、Realtekの音をHDMIからほぼ同時に再生する事ができます。