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アマミキ! Ver1.03

可変再生速度の性能向上、及び途中でヘッドフォンのプラグが抜かれたり、Bluetoothのオーディオデバイスの電波が遮断されたりといったケースに対応しました。また、ライブ機能を同時に4つまで使えるようになりますのでアマレコTVとアマミキ!の同時利用も可能となっています。
全体的にアマミキ!を使っていることを意識せずPCの起動から終了までの間、安定して音をルーティングできるようなアプリケーションにしました。

プログラムの公開までもうしばらくお待ちください。


1.オーディオデバイスの管理
2.アマステ(AmaRec Stereo Mixer)
3.ライブ機能
4.アロケータサイズの設定内容変更



1.オーディオデバイスの管理
1.1.以前のバージョンの場合
以前のバージョンでは再生中にオーディオデバイスが使えなくなるとエラー表示を出して音が再生されなくなります。
アマミキ111_waveout_error101

例えば、HDMIディスプレイ(写真内RDT233WX-Z)に出力している音をオンボードのヘッドフォン端子(写真内スピーカー)へルーティングしているときに、ヘッドフォンのプラグを抜いてしまうとエラーメッセージが表示され以後ヘッドフォンのプラグを挿しても音は再生されませんでした。


1.2.Ver1.03の場合
アマミキ! Ver1.03では再生中にデバイスが使えなくなってもエラーメッセージは表示されません。アマミキ!の処理は継続されます。
アマミキ112_waveout_error103

その後デバイスが使えるようになると、自動的に音が再生されます。
アマミキ113_reconnect

オーディオデバイスが使えなくなるケースとしてはヘッドフォンのプラグが抜かれたり、Bluetooth上のオーディオデバイスのバッテリーや電源が切れたり、電波遮断などがあります。
また、アマミキ!起動時に指定された再生デバイスが使えない場合、以前は規定のデバイスを使って再生するようになっていましたが、Ver1.03からは指定された再生デバイスが使えるようになるのを待つようになっています。
これは、例えばHDMIの音をヘッドフォンへルーティングしている場合にヘッドフォンのプラグを抜いた状態でアマミキ!を起動するとHDMIの音をHDMIへルーティングしてしまいループバックが起こる可能性があるので、そういったことを回避するための変更です。


1.3.録音デバイス
再生デバイスだけでなく録音デバイス側もプラグの抜き差しに対応します。ただし対応できるのは後で紹介するアマステを使った場合に限ります。




2.アマステ(AmaRec Stereo Mixer)
2.1.改名
Windows7でPC音を録音する「AmaRec Core Audio Capture」を「AmaRec Stereo Mixer」へ改名しました。
ライブ機能で使う「AmaRec Audio Capture」と名前が紛らわしいのでこれからはアマステと呼ぶことにします。
アマステを使うには同梱のライブ機能live_setup230.exeをインストールしてください。
アマミキ211_live_setup

なお、アマステはWindows7専用です。WindowsXPでは利用できません。


2.2.録音デバイスへ対応
アマミキ221_amaste_input

今まではスピーカーなどの再生デバイスからループバックするのが主な働きでしたが、Ver1.03からはライン入力やマイクと言った録音デバイスをアマステの入力端子として選択できるようになります。アマステの入力端子からマイクを選択した場合はアマミキ!動作中のプラグ抜き差しに対応します。
アマミキ222_input


2.3.HDMIデバイスへの対応
また、アマステ でHDMIデバイスの音声を録音していると、HDMIデバイスから音を出力するアプリケーションが無くなった場合、最後に再生された音がHDMIデバイスから鳴り続ける現象(HDMIオーディオデバイスの不具合と思われる)に対応しました。


2.4.サンプリングレート
新たに44.1kHz、96kHz、192kHzのサンプリングレートをサポートしました。
アマミキ241_アマステ


2.5.アンインストール
以前からライブ機能を使っていた場合、Ver2.30のライブ機能を上書きインストールすると「AmaRec Core Audio Capture」とアマステが両方使える状態になりますが、「AmaRec Core Audio Capture」の方は不要(邪魔)なので一度ライブ機能をアンインストールすることをお勧めします。
アマミキ251_coreaudio

アマミキ252_uninst




3.ライブ機能
Line:1からLine:4の最大4つまで同時に利用できるようになります。

3.1.使い方
最初に、同梱のライブ機能live_setup230.exeをインストールしてください。

次にアマミキ!の設定からライブ機能の出力欄でLine1からLine 4を選択します。(他のアマミキ!やアマレコTV Liveが使うLineと重ならないようにして下さい。)
アマミキ311_ライブ機能

Line:2からLine:4を使う場合は「フィルタ登録」ボタンを押してフィルタの登録を行う(配信ソフトから使えるようにする)必要があります。
使いたいAmaRec Audio Capture (Line)のチェックボックスをONにして下さい。
アマミキ312_ライブ機能登録

設定が終わってアマミキ!の右下に「ライブ待機中」と表示されたら次は配信ソフト側になります。
アマミキ312_ライブ待機中

配信ソフトを起動するとオーディオデバイス欄に登録したAmaRec Audio Capture (Line)が追加されていますので先ほど選択したLineを選びます。なおLine:1についてはLine標記がありません。
アマミキ313_ライブ機能配信ソフト側

配信ソフトで配信を開始するとアマミキ!の表示が「ライブ中(1)」と変わります。これで成功です。
アマミキ314_liverun

「ライブ中」にならないようならサンプリングレートが異なるか、Lineが異なっていますので確認してください。
また、同じLineを複数のアマミキ!(アマレコTV Live)が指定した場合は次のエラーメッセージが表示されます。
アマミキ315_ライブerror


3.2.複数アクセス
複数の配信ソフト(アプリケーション)からライブ機能にアクセスされている場合にアクセス数を表示するようになりました。「ライブ中(2)」の場合は2つのアプリケーションがアマミキ!のライブ機能にアクセスしています。
アクセスするアプリケーションが無くなると「ライブ待機中」に戻ります。
アマミキ316_ライブ機能接続数


3.3.FMEへの対応
Adobe Flash Media Live Encoder 3.1(以下FME)がライブ機能にアクセスした際、FMEを終了してもアマミキ!のステータスがライブ中のままになってしまうのに対応しました。




4.アロケータサイズの設定内容変更
以前はアロケータサイズとアロケータ数の設定で遅延とノイズのバランスをとっていましたが、Ver1.03からはアロケータサイズとオーディオレンダラーのプロパティにある目標反応時間で管理するようになります。アロケータ数の設定は殆ど意味を持たなくなります。

アロケータサイズの設定
アマミキ411_アロケータサイズ

目標反応時間の設定(オーディオレンダラーのプロパティ)
アマミキ412_オーディオレンダラープロパティ

目標反応時間の設定は音を聴きながらリアルタイムで調整できます。モニター部では現在の反応時間の値、再生サンプリングレートの実測値を確認できます。

基本的には初期値のアロケータサイズ40ms、目標反応時間30msで問題ないと思いますが、プチプチノイズがのる場合は目標反応時間を40ms位に上げてみてください。また、ノイズがのらない人はこれらの数値を減らすことで遅延を軽減できます。
詳しくはブログの記事を参照して下さい。
アマレコTV・アマミキ!用 オーディオレンダラーフィルタ Ver2.30a ベータ版
アマレコ・オーディオ・レンダラー デバックログとビデオキャプチャ編

※ 反応時間の設定は各再生デバイス共通(及びアマレコTV、アマミキ!も共通)となっています(一つしか設定を管理できない)。複数の再生デバイスを扱う場合は一番性能の悪い再生デバイスにあわせて設定してください。
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