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アマレコTV Ver2.30 リプレイ用のバッファに付いて

アマレコTV Ver2.30からリプレイ機能用のバッファを大きく取れるようになりました。SDキャプチャで10GBバッファを使うと約15分間記録することができます。但し64bit版のOSを使っている場合に限ります。

リプレイ64bit

リプレイ設定 

扱えるメモリー量
アマレコTVOS
32bit 64bit
Ver2.20cまで 最大2GB 最大2GB
Ver2.30 最大2GB 搭載メモリーの約半分


最大2GBの場合はアマレコTVの他の機能が使うメモリーと合わせて2GBなのでリプレイ用には1.2GB程度が限界となります。
Ver2.30でOSが64bitの場合は、最大で搭載メモリーの約半分を目安に使うことができます。ただし、メモリーが不足するとエラーではなく HDDなどへスワップしながらの動作となってしまい大幅にパフォーマンスが低下しますのでその点に十分注意しながらメモリー量に余裕を持って運用して下さい
なお、アマレコTVしか使わない(他にメモリーを大量に使うアプリケーションがない)場合であれば搭載メモリーの90%程度まで使うことができます。


【補足:メモリーに付いて】
アマレコTVは32bitアプリケーションです。32bitアプリケーションの場合64bit版のOSであっても扱えるメモリー空間は4GBとなります。 そのため4GBを超えるメモリーを扱うことができません。実際は4GBのうち2GBをOSが使うためアプリケーション自体(アマレコTV)が扱えるメモリーの上限は2GBとなってしまいます。この2GBでリプレイ機能のバッファや録画のバッファ、画像処理用のバッファなどをやりくりすることになります。

アマレコTV Ver2.30でもこの点は変わりませんが、リプレイ用のバッファにプロセス間通信などで使われる共有メモリーを採用したため2GBを超えるバッファを扱えるようになっています。
但し、共有メモリーを使うデメリットが二つあります。一つはマッピングしてからでないとアクセスできないため通常のメモリーと比べるとちょっとだけパフォーマンスが低下すること、もう一つはOSが管理する空きメモリーが減ってきた際にスワップされてしまう可能性(大幅なパフォーマンス低下)があることです。

マッピングに付いては広大なメモリー空間に対しランダムアクセスするようなケースでは大きなデメリットとなりますが、動画のようにシーケンシャルアクセス中心の場合、頻繁に再マッピングする必要がないため殆どデメリットになりません。
しかしスワップに付いては課題と言えます。ですので現状は皆さんの方でスワップが起こらないように気を付けて運用するようお願いいたします。

共有メモリーが使われているかどうかはリプレイウインドウのステータス欄で確認できます。
「MappedFile」となっている場合は共有メモリーを使っています。なおRAMディスクだけは明示的に設定しますが、その他はPCの環境に合わせて自動的に使うメモリーが選択されます。

リプレイ共有メモリー 

メモリーステータス
ステータス説明メリット/デメリット
OnMemoryアマレコTV内(プロセス内)のメモリーを使って動作しています。最も高いパフォーマンスを発揮する。使えるメモリーが少ない。
RAM-DiskRAMディスク(またはHDDやSSD)をプロセス内にRead/Writeして動作しています。パフォーマンスは低い(RAMディスクなら実用範囲)。大量のメモリー(ディスクスペース)を使える。
MappedFile共有メモリーをプロセス内にマッピングして動作しています。高いパフォーマンス、且つ、大量のメモリーを使える。スワップするデメリットがある。
  


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