デインターレースフィルタ FPS低下対応ベータ版
おそらくゲーム画面の表示処理とアマレコTVのレンダラーが同じタイミングで画像を表示しようとした場合にアマレコTVのプレビューのFPSが低下するものと思います。ゲームに限らず頻繁に画面にアクセスするアプリケーションが動作していると同様の現象になるかもしれません。
「アマレコTV FAQ NLEを併用するとフレームレートがガタ落ちする」と言うのもこれで改善されるかもしれません。
このベータ版では処理がかち合って待たされる場合に表示処理を諦めていた(意図的にドロップさせていた)のをやめ、少し待ってから表示するようになります。ただし、デメリットとしてプレビューの遅延が増える可能性があるので注意して下さい。特にIntensity Proでプレビューの遅延が増えるかもしれません。
■設定
基本的に設定は必要ありませんが、ドロップ判定を行うかどうか設定できます。
ベータ版をいちど実行するとAmaRecTV.exeと同じフォルダにある設定ファイルAmDeinterlace.iniに次の項目が追加されます。
iDropInterval= 0
iDropAllocator= 0
ドロップ判定が2種類あって、それぞれ次のようになります。
項目 | 値 | 初期値 | 内容 |
iDropInterval | 0:無効 1:有効 | 0:無効 | キャプチャカードからデインターレースフィルターに送られてくるデータが一定間隔でない場合(インターバルが短い場合)に意図的にドロップする。 IntensityProは処理が滞るとバッファにデータを溜めこむ。そして、ため込まれたデータが一気に送られてくるが、レンダラーは一定間隔で表示するのでドロップさせないと表示は遅延する。 |
iDropAllocator | 0:無効 1:有効 | 0:無効 | デインターレースフィルターは画像を表示するのに必要なバッファ(アロケータ)をレンダラーから毎フレーム取得する。 その取得の際に待たされる場合があるので、あまりにも待たされるようなら何かしら負荷がかかっていると判断し、これ以上負荷を増やさないよう意図的にドロップさせレンダラーにデータを送らない。 PCゲームの表示と競合しFPSが低下する場合は、これを無効にすると効果あるかもしれません。 |
■ダウンロード
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デスクトップキャプチャ機能は8月中か9月に公開予定
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