アマレコTV デスクトップキャプチャモードについて
■キャプチャモード
キャプチャモードは3つあり、取り込み枠を右クリックして表示されるメニューから選択します。
もしくは、アマレコTVのツールバーを右クリックして表示される簡易メニューから選択することもできます。
キャプモ | 内容 |
デスクトップ・キャプチャ | 最も基本的なキャプチャモードでデスクトップ内の任意の領域を録画します。 デスクトップに写っているものがそのまま録画されます。 デスクトップコンポジション(Aero)が有効な場合は30fpsに制限されます。 |
ウインドウ指定 | 左上の□をドラックして選択したウインドウの位置と大きさを元にデスクトップを録画します。 録画中にウインドウが移動した場合、自動的に録画範囲も移動するので選択したウインドウを常に録画することができます。 ただし、ウインドウの大きさが変わった場合は録画中に反映されません。大きさの変更は次回の録画から反映されます。 デスクトップに写っているものがそのまま録画されます。 デスクトップコンポジション(Aero)が有効な場合は30fpsに制限されます。 |
ウインドウ・キャプチャ | ウインドウ指定と同じように、指定したウインドウの位置と大きさが反映されます。 ウインドウ指定と違う点は指定したウインドウ以外の映像が映りこまないことと、ほかのウインドウに隠れて見えない部分も録画できる点です。 また、デスクトップコンポジション(Aero)が有効でも高フレームレートで録画することができ特徴があります。 このモードはWindoes7でデスクトップコンポジション(Aero)が有効な場合にのみ選択可能です。 指定したウインドウのみ録画されます。 |
下図はそれぞれのモードによる違いです。
3つあるアプリケーションのうち、真ん中に位置する電卓を指定しています。
「デスクトップ・キャプチャ」と「ウインドウ指定」モードでは、手前に来るサウンドレコーダーや後ろのメモ帳なども含め見た目がそのまま録画されるのに対し、「ウインドウ・キャプチャ」モードでは電卓のみが録画されます。基本的にほかの画像が映りこむことはありません(下で説明するゴミとしてほかの画像が映ることがある)。
■ウインドウの指定方法
取り込み枠の左上にあるウインドウ指定アイコンの上で左ボタンを押すとマウスカーソルが□に変わるので、そのまま録画したいウインドウまで持っていくとウインドウの大きさにぴったり合わせることができます。なお、ウインドウ指定アイコンが2つありますがどちらでも構いません。
ウインドウ指定アイコンの上で左ボタンを押して、ボタンを押したままマウスを動かして・・・
メモ帳の上で離すと、メモ帳のウインドウにぴったり合わせることができます。
ウインドウ指定アイコンが2つありますが、左側はウインドウ全体を選択するときに使います。右側のアイコンはウインドウの内部(クライアント領域と言います)を選択するときに使います。ウインドウ内部にあるウインドウ(子ウインドウと言います)を指定する時は、どちらのアイコンでも構いません。
ウインドウ指定アイコンを使ったあと、メニューから「キャプモ:ウインドウ指定」または「ウインドウ・キャプチャ」を選択するとウインドウ指定モードでの動作となります。ウインドウ指定モードでは指定したウインドウの位置が移動した場合に、録画範囲も自動的に移動して常に指定したウインドウを録画することができます。
ウインドウ指定アイコンを使ったあと、メニューから「キャプモ:ウインドウ指定」を選択すると・・・
取り込み枠の上部に指定したウインドウの情報が表示され、メモ帳の動きに合わせて録画範囲が自動的に調整されるようになります。
項目 | 内容 |
<ウインドウ> | 左のアイコンを使ってウインドウ全体が選択されています。 ウインドウの大きさに合わせて録画範囲が調整されます。 |
<クライアント> | クライアント指定アイコンを使って、ウインドウの内部が選択されています。 ウインドウの大きさに合わせて録画範囲が調整されます。 |
<範囲> | 子ウインドウ(ウインドウ内部に配置されたウインドウ)、または任意の領域が選択されています。 録画範囲は自動で調整されません。位置のみ親ウインドウをもとに移動します。 |
■「ウインドウ・キャプチャ」モードのゴミについて
ウインドウキャプチャモードではDirectXなどによりレンダリングされる部分を正しくキャプチャできません。
そのため、ウインドウのタイトル部分などAeroガラスで処理される部分にはゴミが映ります(下図だと電卓のタイトルバー部や閉じるボタンが映っていません)。
ウインドウキャプチャモードではウインドウの内部を範囲指定してご利用ください。
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No title
今後、隠れたウインドウの一部分を縮小拡大しながらデスクトップの好きな位置に配置できる便利アプリの開発や
アマレココへの移植などの予定はないのでしょうか?
Re: No title
> 今後、隠れたウインドウの一部分を縮小拡大しながらデスクトップの好きな位置に配置できる便利アプリの開発や
> アマレココへの移植などの予定はないのでしょうか?
そのような予定はありません。
勉強のために書いておくと
デスクトップの一部を表示するアプリケーションは
WindowsXPではキャプチャ処理の範疇でしたが、Windows7(Aero有効時)では
キャプチャ処理でできないことはないけれど、デスクトップキャプチャ同様
パフォーマンスの問題があるため、新たにサムネイル機能と言うのが用意されています。
サムネイル機能を使うと、任意のウインドウの一部を別のアプリケーションのウインドウに拡大、
縮小してサクサク動くアプリケーションを簡単に作成できます。
サムネイル機能を活かしたアプリケーションはすでに存在すると思いますので探してみてはいかがでしょうか。
サムネイル機能については次の記事が役に立ちます。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/cc163435.aspx