fc2ブログ
 

アマレコTV 4 新オーディオレンダラー

音を再生(プレビュー)するオーディオレンダラーがアマレコTV 4で新しくないります。
今までのアマレコTVではWindows95のころから使われていたwaveOut APIを使って音を再生していましたが、新オーディオレンダラーではCore Audio APIに変わります。オーディオレンダラーに限らずアマレコTV 4では音に関する録音・再生処理のすべてをCore Audioで実装してあります。

Core Audio APIを使って音を再生することにより
・反応時間(レイテンシ、再生遅延)の軽減
・音質向上?
と言ったメリットがあるらしいです。

音質の向上については一般的に「排他モードを使うことでカーネルミキサーを通さずビットパーフェクトを達成できるので高音質になる」とされていますが、アマレコTV自体で扱う音の質がそもそもそこまで良くないと思いますので猫に小判と言った感じです。
反応時間の軽減については検証を行っていませんが、ステータスを見る限りではwaveOut APIより少ない反応時間でも安定した再生を行えますのでこの分部が新オーディオレンダラーの優位性となります。


オーディオレンダラーに関する項目はアマレコTVの高度な設定にあります。
config_2016021223052666c.png

今まで通り、再生デバイスと、配信デバイスの最大2系統でアマレコTVの音を再生することができます。

排他モードのチェックボックスをONにするとCore Audioの排他モードを使って再生します。
排他モードにするとOSのカーネルミキサーを通さないためその部分の音質低下を防げるとされています。
ただし、排他モードにするとアマレコTVの音しか再生できなくなります(他のアプリケーションの音は再生できなくなる)。
アマレコTVが再生デバイスを独占するため”排他モード”と言うことになります。
ちなみに、排他モードでない場合を”共有モード”と言い、様々なアプリケーションの音をカーネルミキサーがミキシングして一つの再生デバイスで再生するらしいです。

アロケータに関する設定はビデオキャプチャカードを使う場合ほぼ意味がない(変更できない)ので廃止にしようかと思いましたが、実験用に設定を残しました。通常OFFで使ってください。

再生プロパティ・配信プロパティ
各オーディオレンダラーの設定画面を表示します。
なお、各オーディオレンダラーの設定値は共通となるので別々の設定値にすることはできません。最後に設定した値が有効となります。


新オーディオレンダラーのプロパティ
renderer_20160212230525e39.png

【設定項目】
・バッファサイズ
100msから1000msの間で設定できます。通常200msから変更する必要はありません。
右側に表示されている「バッファ実サイズ」は実際にcore Audioが確保したバッファサイズです。設定通りに確保してくれない場合があるので確認用として表示しています。

・目標反応時間
最も重要な反応時間(レイテンシ、再生遅延)の設定です。反応時間を大きくすると遅延が増えますので基本的には小さく調整します。
ただし、反応時間が小さくなり過ぎるとプチプチノイズが生じますので、ノイズが目立たない範囲を見極めて設定してください。
実際の反応時間は画面下部に表示しています。上図だと目標が40msで現在36msの遅延(36ms分のデータが再生バッファに溜まっている)で音が再生されています。

・許容範囲1
・許容範囲2
目標値からどの範囲を許容するかの設定です。
反応時間が目標値とぴったり一致していなくても許容範囲に収まっているうちは補正を行いません。
許容範囲を超えた場合は目標値になるよう音データを補正します。この時(補正中は)音質が低下します。
補正中は画面下部の「補正回数」がどんどん増えていくので、今補正しているかどうかは補正回数で判断してください。

許容範囲1は狭い範囲の設定で補正もほとんどわからないように処理されます。
許容範囲2は広い範囲の設定で、許容範囲を超えた場合、かなり強引に補正しますので音質低下が目立ちます。その代り素早く目標値まで持っていけます。

・最低バッファリング
許容範囲の設定値によっては、許容範囲の下限が0となってしまったり、マイナスになることがあります。
その状態だと補正できないので、この値を下回った場合は僅かに補正して目標値まで持っていきます。

設定例1
range1.png

目標反応時間:40ms
許容範囲1:10ms
許容範囲2:40ms
最低バッファリング:10ms
の場合、反応時間が30msから50msの範囲にあるうちは補正を行いません。
29ms以下、もしくは、51ms以上になったら反応時間が40msとなるまでほんの少しずつ補正を行います。
もし、反応時間が81msを超えた場合は短時間で反応時間が40msとなるよう強引に補正します。
最低バッファリングは先に許容範囲1の下限が働くのでこの場合意味を成しません。


設定例2
range2.png

目標反応時間:10ms
許容範囲1:10ms
許容範囲2:40ms
最低バッファリング:5ms
の場合、許容範囲1と許容範囲2の下限がそれぞれ0以下なのでいずれも働きません。
その代りに反応時間が5msを下回った時に最低バッファリングが働き10msになるまでほんの少しずつ補正を行います。


【画面下部のステータス表示】
・反応時間
現在の反応時間です。この値は再生バッファに溜まっている(再生待ちの)データ量から算出しています。
最小値、最大値はそれぞれプロパティを表示してからの最小値と最大値を表示します。

・補正回数
補正を行った回数を表示します。補正を行っている最中はこの値がどんどん増えていきます。

・ドロップ
再生バッファにデータが溜まり過ぎてデータを捨てた回数を表示します。
通常0となります。もし、この値が1以上になるようならバッファサイズを増やす必要があるかもしれませんが、まともに音を再生できる環境ではない可能性が高いです。

・デバイスロスト
HDMIなどでリンクが切れて再生デバイスが使えなくなった場合にカウントされます。

・統計リセットボタン
最小値、最大値、各カウント値をリセットします。

・受け取ったサンプル
実際のアロケータサイズを表示します。

・デフォルトボタン
オーディオレンダラーの設定値を初期値に戻します。



2016.2.13追記
新オーディオレンダラーではキャプチャデバイス(キャプチャカード)のサンプリングレートと再生デバイスのサンプリングレートを一致させる必要があります。

一致しない場合は接続エラーとなります。
formaterror.png

OSの設定で再生デバイスのサンプリングレートを合わせて下さい。

もしくは、アマレコTVの高度な設定の「フォーマットエラーを無視する」をONにすると音のプレビューはできませんが、録画等そのほかの機能は使えるようになります。
through_error.png
関連記事


コメントの投稿

 
 
あまラボへようこそ
このブログでは自作ソフトの最新情報やtips、PC動画に関する話題を掲載していきます。各記事へは下にあるカテゴリからアクセスして下さい。

ファイルのダウンロードはホームページの方でお願い致します。

質問・要望・不具合報告はこちら
アマレコTV
アマミキ!
アマレココ
アマレコ・ライト
ファンタジーリモート
AMVコーデック



ホームページ
カテゴリ
最新コメント
カレンダー
04 | 2022/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新トラックバック
ブログ内タグ

アマレコTV ビデオキャプチャ AMVコーデック アマレコVR Oculus アマレココ Quest アマミキ! コーデック gQuest SC500 動画配信 Pico GO ファンタジーリモート 4K アマレコライト プラグイン G2 AMV4 oculus ライブ機能 SC512 Unity AVX2 デスクトップキャプチャ Passthrough リモートソフト FAQ 質問コーナー DirectShow ニコニコ動画 120Hz HDキャプチャ 遅延 可変再生速度 レゴ 解説動画 組み換え VR LEGO XL2420T GV-USB2 2 倍速液晶 AMV2MT 液晶モニター アマステ ベンチマーク デインターレース Intensity VRonVR PS4 パススルー機能 Meta Pro MonsterX3A designs VideoKeeper2 XCAPTURE-1 Alternate AVX インストール GV-USB SD-USB2CAP4 RDT233WX-Z 32ZP2 31006 ffmpeg Rift WindowsMR 60fps 背景透過 31024 T2 画像処理 RGBキャプチャ UtVideo Shadow Play RYZEN Haswell 電源オプション MP3 HDCP MonsterXU3.0R HDMI ゲームスムーズモード 音遅延 LameACM HT 倍速補完処理 31021 フィギュア ハイパースレッディングテクノロジー MPC NVEnc OBS QSV モノステ DirectShowFilter プレビュー 擬似NTSCキャプチャ Livetube AtomでHDキャプチャ キャプチャーツール シンクライアント イベント SD-USB2CUP4 IntensityPro 32ZP32 額縁遅延 REGZA 液晶テレビ 倍速駆動 DC-HD1 リプレイ機能 音ズレ ZP3 GV-USB3 passthrough APIパススルー機能 API 検証 60Hz 新アマレコVR 新プレイヤー機能 AMPlayer Robust Video Hand Tracking 2.0 SkyBox ファイルマネージャプラス Matting python pytorch 90Hz Windows キャプチャカード 可逆圧縮 GPU使用率 SKnet SSE オーバーレイ XCapture-1 Kabelake LAVFilters Preferred フレーム間圧縮 VRコントローラー MR VR動画 SteamVR Filter Tweaker 録画 

ブログ内検索
月別アーカイブ
アマレココに関するリンク
お世話になっているソフトのリンク
RSSリンクの表示
管理画面
  • 管理画面