ファンタジーリモートと似た仕組みの製品の紹介
サーバーコンピュータをネットワークを介して小さい端末ユニットでリモート操作するシンクライアントと呼ばれる製品です。
キャプチャ、圧縮、ネットワーク、全ての処理をハードウエアで行う辺りがファンタジーリモートとは異なります。
4Gamerで3Dゲームを実際に試した記事が載っています。
動きの激しい部分と、動きの少ない部分で画質を調整するクオリティコントロールにより動きの激しいゲームでも文字周辺の視認性を確保しているなどソフトウエアによるリアルタイム処理では難しい部分をハードウエアで上手く処理されているようです。こう言った部分にまで言及している4gamerの記事はとても参考になります。
なお、同記事によるとVIXEL V200をもってしてもインターネット越しのゲームプレイは現実的ではないとの事です。
インターネット越しにゲームを行う場合のボトルネックはインフラですね。
DisplayLink
パソコンの画像を圧縮してUSBから出力します。出力されたデータはカスタムチップにより元の画像に復元されます。今はUSB接続のモニターに応用され各社から続々とリリースされています。電源不要の小さなタイプから本格的な2ndモニターになる大型の製品まであります。
これはキャプチャと圧縮まではファンタジーリモートと似た感じの処理で、違いは出力がUSBとなっていることと、クライアント側がハードウエアのカスタムチップになっている点です。
DisplayLinkはDirectXに対応していない為ゲーム画面を表示できないようですが、ファンタジーリモートを使ってUSBモニターにゲーム画面を表示する事ができるようです。こちらも興味深い記事です。
MaxiVista
ネットワーク上のパソコンを2ndモニターにできるソフトウエアです。丁度DisplayLinkのLAN版といった感じでしょうか。全てソフトウエアにより実現されているため、仕組みはファンタジーリモートとほぼ同じです。2004年に発売されていると言うのが驚き、そんなに前からこう言ったものが在ったんですね。
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